2025年3月27日発売の新刊一覧

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該当件数: 35件

2025年3月27日

普通じゃない

あれはたしか中1の夏。 「あなたの知能は小学3年生で止まっている」 と学校の先生に言われた。 診断名は知的障害と、パニック障害。 俺は立派な障がい者だった。 友だちは離れていった。 母さんは泣いていた。 すべてを失った俺は、暴力で自分を着飾った。 舐めたヤツは拳で黙らせて、しまいにはヤクザになった。 周りから、もっと人がいなくなった。 “お前は普通じゃない” ずっと、そう言われて育ってきた。 これから始めるのは、そんな俺がラッパーとして歌うようになるまでの話だ。 言葉が苦手な俺が、今は言葉を使って思いを伝える仕事をしている。 俺が吐くのはいつも、飾りのない、むき出しの言葉だ。 だからこそ、嘘はひとつもないって胸を張って言えるよ。 人生に悩むすべての人に、この本を捧げたい。 こんなヤツでも前を向けるんだって、少しでも勇気を出してほしい。 不器用は不器用なりに、精一杯伝えようと思う。 俺のだせえ想いを、みんな聴いてくれ。

発売済み

1,800円(税込・書誌情報提供:openBD)

暗闇の眼玉

◆六林男俳句の新しさ 鈴木六林男は戦場の砲弾の破片を体内に留めたまま「戦後」を生きた。その静謐な抒情、苛烈なリアリズムと社会批判、そして独自の「群作」と「季語情況論」―戦後俳句に鋭い異和として屹立しつづけた六林男俳句の可能性が、あらたな「戦前」かもしれぬ現在にあざやかに立ち上がる。 (井口時男) ◆ 本書は、鈴木六林男について二十年余りにわたり書きつづけてきた文章をまとめたものである。そのサブタイトルに「六林男を巡る」と記したのは、論稿ばかりでなくエッセイのような文章も配しているため、鈴木六林男という表現者をめぐって、たとえば遊歩(ベンヤミン)するようにどこからでも読んでいただければとの想いから付けたものである。  (略)六林男を戦争俳句という範疇において、その評価を定説化しようとすると、はみ出してしまうものがある。あるいは、戦後の社会性俳句という状況において捉え返そうとすると、やはり違和感の方が優ってしまう。そんな六林男評価に付きまとう〈余剰〉や〈異和〉を、彼自身の句作行為の単独性として取り出してみること、そして〈戦後俳句〉と呼ばれるひとつの可能性の中心として考えてみることが、本書全体を通底するテーマであった。(著者)

発売済み

2,800円(税込・書誌情報提供:openBD)

甲州、天保期の異常気象が作った郷校「松聲堂」

江戸後期、生産力の乏しい西野村に郷校「松聲堂」が設立された。郷校とは幕府直轄の教育機関である。御勅使川扇状地にある村(現南アルプス市)は乏水地帯であった。追い打ちをかけるように「天保の大飢饉」が起こり、寒冷と大凶作は村人の生活とともに心までをも蝕んでいく。状況を打開すべく長百姓たちは立ち上がる。発起人たちは心労に耐え、財産をも失いながらも子どもたちの教育のためにと初心を貫き通した。その後、西野地区は果樹栽培などで豊かな地域となった。発展の礎が教育であることを現在に伝えてくれる。

発売済み

1,800円(税込・書誌情報提供:openBD)

民法2 物権

初学者にとってのわかりやすさをとことん追求したストゥディア民法シリーズ,待望の物権編。豊富な図表・二色刷りで読みやすい。

発売済み

2,500円(税込・書誌情報提供:openBD)

氏名の史実・現実

◆珍しい名字や名前はどのような意図で考え出されたのか。戸籍に読み仮名が振られる制度の実施が目前に迫る今、改めてその史実を紐解きます。

発売済み

2,400円(税込・書誌情報提供:openBD)

凍れる美学

たぐひなき美遊の世界 古今に冠絶した稀世の手練れ、藤原定家の「歌作り」を、 和歌史という限定されたコンテクストから解き放ち、 東西古典詩というより広い世界へと導く――新しい和歌論。 藤原定家は「本歌取り」という詠歌の技法を詩作の原理として、八〇年に及ぶその生涯で、実に四二〇〇首余りの歌を詠んだ。 その高度な芸術的達成は、ヘレニズム時代のギリシア詩、ローマの詩、ルネッサンスのラテン語詩、一六世紀のプレイヤード派の詩、中国古典詩など、東西の中世詩・古典詩の中でも洗練を極め、一頂点をなすものである。 王朝文化が終焉を迎えた中世初期という暗黒の時代に、天才詩人・定家とその一派の歌人たちは、いかにしてあの象徴性を帯び、形而上的なまでの詩的宇宙を創り上げたのか。 「定家という詩人は、一二世紀から一三世紀にかけての東西古典詩史の上で、最もまばゆい光芒を放った詩人ではなかろうか。」(本書より)

発売済み

2,600円(税込・書誌情報提供:openBD)

非二元的な性を生きる

30人ほどへのインタビューやミニコミ誌・インターネット上のテクストをもとに、1990年代から2010年代の日本におけるXジェンダーやノンバイナリーなど「男」「女」に当てはまらない非二元的な性概念が用いられてきた歴史をたどる。

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3,600円(税込・書誌情報提供:openBD)

気化

◆最新詩集 「あれが、けむりのみえる前の つやのある写し 」靴下の片方が、とり忘れられ 残っている

発売済み

2,600円(税込・書誌情報提供:openBD)

二人芭蕉

◆詩集 二人芭蕉 おくのほそ道を歩いている芭蕉 おくのほそ道の草稿に手を入れる芭蕉 交錯する時空 詩 ◆あとがきより 旅人と思わせるのは何だろう。旅のよそおいや振舞いという時空間に自分を置くことで、人として失われてしまいそうな何かを留めようとしているのかもしれない。日常から離れることが、自分を取り戻すとは、なんと逆説的なのだろう。旅こそが人生の本質であるのかもしれない。 敬慕する芭蕉翁の『おくのほそ道』を試みとして詩にしました。できるなら、原文や解説の本を傍らに置いて、楽しんでいただけると嬉しいです。

発売済み

2,500円(税込・書誌情報提供:openBD)

スピリチュアルケア

子育て、絆、超高齢化、闘病、孤独死…… この時代に必要とされる「ケア」とは何か? 日本臨床宗教師会、結成10周年記念出版。 【「臨床宗教師」とは?】 病院や学校、刑務所等の「公共空間」において、スピリチュアルケアや宗教的ケアを提供する宗教者として欧米で知られる「チャプレン」の日本版とも言うべきもの。東日本大震災を契機として在宅緩和ケア医の岡部健氏(故人)が提唱、その活動や教育が始まったものである。 【スピリチュアルケアとは?】 一般に困難な現実や生死に関わる状況に直面して自らの「生き方」を見失った状態、いわゆる「スピリチュアル・クライシス(人生の危機)」にある人に対して提供されるもので、主として傾聴を通じて対象者の自己表現を援助する、「生き方発見のサポート」とも言うべき心のケアの一種である。日本では特に終末期医療で知られている。

発売済み

2,400円(税込・書誌情報提供:openBD)

日本人の死生観 第一巻

日本人の「いのち」は死後どこへ行くのか。 汎神論と習合思想の土壌に醸成された 独自の世界像を 『記紀』『万葉』から探る「たましい」の 精神史。 わがみちを  どこまでいけども  はてしなく  とほうにくれて  みちなきみちをゆく (東二) 「いのち」は生と死の両極を含み持つ言葉である。たとえば、『万葉集』に見られる「いのち」にかかる枕詞は「たまきはる」であるが、それは、「魂・来・経る(膨る・張る)」、すなわち「魂が来訪して膨らみ経ていくもの」の意味で、魂の来訪と通過を核として成立している。とすれば、「いのち」の中には「たま(たましい)」をも含んでいるということになるだろう。そのような日本人の「いのち」観に基づきながら、「環境・生命・倫理」について神道の立場から考えてみたい。(本文より) ******** 【目次】 序章 安部公房と三島由紀夫の比較から始める 補記 梅原猛の三島由紀夫論 第一章 「霊」あるいは「霊性」の宗教思想史 第二章 うたといのりと聖地の死生観 第三章 いのちをめぐる東西の自然理解と死生観――環境・生命・倫理~神道の立場から 第四章 モノと霊性――ものづくりからもののあはれまで 終章 言霊と神道――草木言語から人間言語・地域言語への射程 初出一覧 参考文献 あとがき――出雲系死生観 補記 出雲魂ルネサンス

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2,700円(税込・書誌情報提供:openBD)

日本人の死生観 第二巻

ステージ4のがん患者として如何に死と向き合うか。 宗教哲学、神道神学の碩学が古今の死生観を 渉猟しつつ大らかな死に方=生き方を提起。 わがいきの  いのちのといきどこにふく いのちはてても よはおわりなし (東二)  現在の私の癌の病状は次第に悪化し、脳への多発性転移がfMRIの撮像で認められ、おそらく脳への放射線治療としては最後の手段となる全脳放射線照射を京都大学附属病院で行なうことになった。  それとともに、いよいよ「死に臨む態度」に臨床感・臨場感・臨終感が高まってきた。最後の最期をどう迎えることになるか、それはわからないが、最後の最後までやりたいことをつづけて、「ありがとう」と言ってから死にたい。(「あとがき」より) ******** 【目次】 序章 極私的随想 第一章 死に臨む 第二章 死と死後について――宣長と篤胤の死生観 第三章 「複雑性悲嘆」と「複雑性感謝」ということ 第四章 「グリーフ」と「ウソつく心」 第五章 うたの力――ピュタゴラス教団の合唱と『古事記』『平家物語』と「ガン遊詩人・神道ソングライター」のうた 第六章 「同行二人」で逝きましょう!――「おひとりさま」では死ねません あとがき――臨終に向かう過程で 補記 鎌田家人生会議覚書

発売済み

2,700円(税込・書誌情報提供:openBD)