
2026年7月5日発売の新刊一覧
該当件数: 4件
2026年7月5日


函入り上製本です。 特設サイト:https://mystery.gyoshu.com/zouhanyuri 「世が世なら最大級の秘密としなければならない類のお話です――」老劇作家が語り始めたのは半世紀前、中国が文化大革命の嵐の中にあった時代の秘話だった。 時の首相・周恩来の陣営は、文革を主導し独裁色を強めていた江青ら「四人組」に対抗すべく、彼らが徹底的に弾圧し破壊しようとしていた伝統文化の担い手や、江青に命を狙われる立場の人々を密かに救出し、中国南部の山奥にそびえる円楼「文閣楼」へ疎開させていた。劇作家、詩人、推理作家、俳優、作曲家、科学者、僧侶……様々な分野の才能が集められた文閣楼はさながら文化サロンのようで、住人たちは「嵐の外」のひと時の平和を過ごしていた。 しかしそんな楼閣内で殺人事件が発生する。科学院生命科学部長が持ち込んだ「先祖累代研究の秘薬」によって、住人たちがひとり、またひとりと殺害されていく。遺体の元には必ず、犠牲者を中国古典の偉人の最期になぞらえた竹簡が遺されていた。 自分たちの中に敵方のスパイが紛れ込んでおり、皆殺しを目論んでいるのでは? 外界から隔たれたクローズド・サークルの中で疑心暗鬼は拡大し……。 演劇×本格ミステリの挑戦的な作品を書き続けてきた著者が、オペラ『トゥーランドット』の調べとともに描く、新たな〈館〉ミステリの傑作! 凄惨な処刑大陸か、理想に充ちた究極の花園か。文革時代に鳴り響く壮大なオペラ、21世紀のわれわれは、その調べをどう聴く? ――作家・島田荘司 この作品はしばらくの間、稲羽白菟の代表作となる。作者自身も、この壁を越えるのはなかなか難しいだろう。 ――作家・貫井徳郎 尋常ならざる重量感だが、駆け抜けるように読了した。巧緻さと気品に充ちた、今だからこそ読まれてほしい大傑作。 ――作家・竹本健治 ミステリに造反するミステリ。今だからこそ、読むべきところはいくつでもある。 ――作家・京極夏彦
発売済み
3,000円(税込・書誌情報提供:openBD)


世界を「靴磨き」しながら旅する若き靴磨きトラベラー佐原総将、初の著書。 国外38か国、日本国内3周、7000足以上の靴を磨き続けた著者は、北九州に住むたった一人の青年のため、危険を顧みず、バッシングにも屈せず、恐怖を抱えながらも、旅をつづけた。 その青年の名は、心晴(こはる)。 筋ジストロフィーを持つ、電動車椅子に乗った19歳の男性だ。彼は小学校3年生の時、この病気の進行により二度と歩行することも、寝返りを打つこともできなくなった。 著者はひょんなことからこの心晴と、心晴を支え続けるお母さん、二人と出会い、心に誓う。 ーーだったら、私は心晴の足になろう。心晴の目になろう。心晴の耳になろう。いろんな世界に心晴を連れて行ってあげよう。 ーー私はひとりで旅をしているわけじゃない。心晴と一緒に旅をしているのだ。 著者が心晴のために見詰めた景色にはどんな足跡が刻まれたのか。海外での膨大なエピソードの中から厳選した8足の靴の物語、プラス国内での2足の物語、さらに著者自身の足元に広がるいくつかの物語を収録。
発売済み
2,500円(税込・書誌情報提供:openBD)