2026年9月11日発売の新刊一覧
該当件数: 33件
2026年9月11日


人は必ず死ななければならない。死という不可避の運命を古来日本人はどう捉え、身近な死者をどう弔ってきたのだろうか。本書では数々の資料を読み解くとともに、各地の霊場にも足を運び、「死」をめぐる観念の実相と変容に迫る。遺体を打ち棄ててかえりみなかった古代の人々、遺骨を熱心に霊場まで運んだ中世の人々……。現代とはまったく異なる葬送のかたちだが、その背景をひもとけば、肉体と魂の関係、彼岸のイメージなどにまつわる、各時代固有の死生観が輪郭をあらわす。日本列島におけるそれぞれの時代で共有されたコスモロジーと、名も無き人々の「死の精神史」を丹念に描き出した名著。
発売済み
1,500円(税込・書誌情報提供:openBD)

1875年に『文明論之概略』を発表した福沢は、西洋の理論体系を現実的処方箋に変換し、政策提言に取り組んでいった。本書は、その代表的な提言を集成するものである。伝統的身分秩序や精神を生かしながら、いかに近代・文明国家としての体裁と内実を整備し、対外的独立を維持していくのか。こうした思想課題を背負いながら、福沢が縦横に政策課題を論じていった様相を読み解けるよう、慶應義塾大学法学部の福沢諭吉研究者が読みやすい脚注の形の注釈や解説を懇切に加える。日本近代史における福沢の政治思想の意義を再考するための決定版テキスト。
発売済み
1,900円(税込・書誌情報提供:openBD)

菱川師宣に描かれた美男子・喜二郎の復讐譚に、妻・お塚とその密通相手・左九郎に殺される幽霊顔の役者・小平次が真の幽霊となってふたりを呪い殺す怪談がもつれあう「復讐奇談安積沼」(絵:北尾重政)。清水寺の僧・清玄が参詣に来た桜姫の美貌に迷い、死後もその執念により付きまとうという芝居でもおなじみの「清玄桜姫物」に、丹後国鷲尾家のお家騒動を絡めた因果応報の物語「桜姫全伝曙草紙」(絵:歌川豊国)。江戸の読本文化の最高峰・山東京伝による怪奇色の強い二作品を、原作掲載の有名絵師による挿絵とともに現代語訳で。訳者による詳細注と解説を付す。解説 谷川 渥
発売済み
1,700円(税込・書誌情報提供:openBD)