一石

◆第一句集 葉ざくらのふれあふ音となりにけり 入学の時の桜も散って、通学路は葉桜に蔽われる。涼しさを音で捉えた。 いずれも発想と、過不足のない表現とが見事に合致していて、調べも美しい作風の一巻である。 (帯より・鷹羽狩行) ◆鈴木伊都子抽出 その奥の奥にも揚がり凧日和 春愁や貝の化石に貝の艶 レガッタのオール揃ひて翼なす 砂の上すべりゆく砂風の秋 父と子の手形を春の雪の上 青空を広げるやうに枝払ふ ふと思ひ立ちて二階へ朝ざくら 菖蒲田の日暮は白をふやしけり 見覚えの山やがて橋盆帰省 新涼やワイングラスの拭けば鳴り
- 著者
- 石川のぶよし
- 出版社
- ふらんす堂
- 発売日
- 2016-08-24
- 価格
- 2,700円(税込・書誌情報提供:openBD)
- ISBN
- 9784781409078
- ページ数
- 206ページ
発売済み
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