「愛の時代」のドイツ文学

恋愛、家族愛、祖国愛── 18世紀の啓蒙時代、近代化の中で孤立した人々が求めたのは、 宗教でもナショナリズムでもなく「愛」だった。 宗教的な枠組みがゆらぎ、近代化の中で孤立した「わたし」を 「人間的なもの」につなぎとめ、理想主義的な自己像の支えとなった愛は、 国民意識の形成過程にどのように組み込まれたのか。 「愛の時代」からナショナリズムの時代への移行はどのようなものだったのか。 ドイツ語圏の啓蒙時代を新しく「愛の時代」ととらえ、 レンツ(1751-92)とシラー(1759-1805)のテクストを 中心に「愛の時代」に生まれたさまざまな言説を分析。 市民知識層のアイデンティティ形成の主軸が 「道徳」から「ナショナリズム」へ変化した過程を 批判的に再構築する。
- 著者
- 菅 利恵
- 出版社
- 彩流社
- 発売日
- 2018-02-26
- 価格
- 3,000円(税込・書誌情報提供:openBD)
- ISBN
- 9784779124501
- ページ数
- 300ページ
発売済み
関連書籍
広告