巣立鳥

◆第一句集シリーズⅡ 一人立つ一人の影や秋の暮 俳句を始めたばかりの頃には見えなかったものが、いつの間にか見えてくる。それが俳句が分かるということだと思うが、すでに由貴さんの目は独自のものをとらえている。これからさらに感覚を磨き、さまざまなものが見えてくるのを楽しんでほしい。 序より・片山由美子 ◆自選十句 滴りに遅れて音の生まれけり 肘で押す呼び鈴エープリルフール 寒月や死のことを子に尋ねられ 焼菓子を並べて冷ます蝶の昼 おほぞらを平らに載せて蓮浮葉 朧夜や息もて払ふ文の塵 等分といふ美しさ新豆腐 空つぽの水槽伏せて卒業す 行く秋や大き鞄の画学生 湯気の立つ側溝またぎ年の市

著者
千鳥由貴
出版社
ふらんす堂
発売日
2023-09-08
価格
1,700円(税込・書誌情報提供:openBD)
ISBN
9784781415727

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