あの日々

有罪率99.9%を支える暗黙の仕組み。 若き司法修習生が直面した法曹界の実態。司法に志した有為の新人たちを待ち受ける現実の罠。ベテラン弁護士が活写する迫真の法廷小説。 無罪は極力ひかえよ、という無言の圧力。検事が起訴する以上、まず誤りはないという検察尊重の姿勢。労使対立紛争で中立であれ(というより労働者側に引摺られるな)という建て前。/幾つかの厚い壁が、刑事裁判官の前面にある。が、そうした以上に重圧になるのは、最高裁による評価、検察官作成調書を否定した後の影響にあるだろうということは、明らかであった。微妙な労使対立紛争で、資本の側を切り捨てた裁判官に、上司の評価は決して温かくない。明白に叱責しないだけで、転勤、昇進、待遇などには、確実にひびいてくるといわれている。――本文より

著者
髙木國雄
出版社
作品社
発売日
2022年11月30日
発売日の出典
openBD
価格
1,800円(税込・書誌情報提供:openBD)
ISBN
9784861829444
ページ数
316ページ

発売済み

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