鳥の自然史

本書は,第I部 日本の鳥類とその由来,第Ⅱ部 I分布の変遷とその影響,第Ⅲ部 分布のあり方を探る,第Ⅳ部 広域分布研究と保全・管理の4部,全体で13章からなっている。空間分布をめぐる研究は,近年,保全をめぐる動きのなかでも注目される生態学の中心課題のひとつである。とくに,希少種の生息条件の解明,生息域の分断・孤立化が個体群の存続に及ぼす影響評価,新たな生息地創出に向けての環境管理,分布や個体数の動向を監視する調査手法の開発などのかかわりのなかで重要な役割を果たしている。本書はこうした問題をも視野にいれながら全体を構成している。担当する執筆者は,関連分野で活躍する17人の主に若手から中堅の研究者である。本書により,読者は鳥類の空間分布をめぐる研究の現時点での到達点を知ることができるだろう。また,章ごとに記述されている課題と展望から,今後の研究の方向性についても知ることができるに違いない。

著者
樋口 広芳、黒沢 令子、天野一葉、植田睦之、江田真毅、加藤和弘、金子正美、小池重人、島﨑彦人、鈴木 透、高須夫悟、西海 功、長谷川理、藤田 剛、百瀬 浩、山浦悠一、山口典之
出版社
北海道大学出版会
発売日
2009-10-25
価格
3,000円(税込・書誌情報提供:openBD)
ISBN
9784832981911
ページ数
270ページ

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