カントからヘルダーリンヘ

カントは哲学にコペルニクス革命をもたらした。従来の研究は、そのように評価しつつも、カントの哲学革命を整合的に解釈できていない。しかし、今日まで見逃されてきたコペルニクスの奇抜な着想を正確に理解すると、難解さで有名なカントの「超越論的演繹」と「原則論」が、独自の理論的設定で見事に成功していたという真相に気づかされる。しかも、その絶大なる成果は、フィヒテによって継承され、拡大・深化されたにもかかわらず、ロマン主義の先駆者とされるヘルダーリンには継承されず、むしろ忘却されていった。本書はこうした思想史の実像を「ドイツ近代思想の輝きと翳り」として描き出している。
- 著者
- 瀬戸 一夫
- 出版社
- 東北大学出版会
- 発売日
- 2013-12-19
- 価格
- 4,000円(税込・書誌情報提供:openBD)
- ISBN
- 9784861632310
発売済み
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