異端者を処罰すべからざるを論ず

西欧16世紀は宗教改革の時代であった。ルターがローマ・カトリック教会に叛旗を翻して以来、新説を唱える改革派諸派、学者が誕生した。しかし中でもスペインの医師セルベトはキリストの神性を否定し、ローマ教会からも改革派諸派からも異端者の代表と見なされていた。たまたまセルベトが改革派神権都市ジュネーヴに立ち寄った際、その指導者カルヴァンとベーズに捕縛され、焚殺されてしまった。これに憤ったのが神学者カステリヨンであり、異端者を処刑するのは、カトリック教会が改革派たちを火刑にするのと同じではないか、とその権力構造の類似を言い、彼らに孤独な論争を挑んだ。本書はかけがえのない寛容の先駆者の言葉を伝えてくれる。
- 著者
- 中央大学人文科学研究所
- 出版社
- 中央大学出版部
- 発売日
- 2014-03-04
- 価格
- 4,000円(税込・書誌情報提供:openBD)
- ISBN
- 9784805754085
- ページ数
- 578ページ
発売済み
シリーズの既刊・続刊
関連書籍
広告