
日本による朝鮮の植民地支配の実態については、多くの研究がなされてきた。しかし、全く不十分なのが科学技術分野である。日本はどのような目的からどのような活動を行ったのか? 本書はその典型といえる朝鮮総督府の研究機関、民間企業である理研と朝窒コンツェルン、そして当時唯一の大学であった京城帝国大学に関する論考を集めたものである。 「前史:近代化と日本と朝鮮」「朝鮮総督府と企業」「京城帝国大学」の三部構成で、植民地朝鮮における日本の科学技術の俯瞰を試みる。 日本による植民地過去清算は戦後80年以上が経っても解決していない。その理由は植民地支配を肯定する歴史的認識が根強く残っているからである。それを正す上でも本書は重要な材料を提供するだろう。
発売済み
4,800円(税込・書誌情報提供:openBD)












