「アニメ」のメディア史

日本アニメーション産業の生成と展開:1900-1980

日本ではじめて商業アニメーション映像が制作されて以降、人々はいつからそれを「アニメ」と呼び始めたのか。アニメーション映像を作る産業や受け手であるオーディエンスは、時代や社会とどのように交差してきたのか。「アニメ」という概念はいつ誕生したのか。 アニメーション映像が日本で制作されはじめた1900年代から戦後の70年代までに着目して、「線画」や「凸坊新画帖」「漫画」「描画」「動画」「テレビまんが」など、時代ごとに異なるアニメーション映像の名称や概念を新聞や雑誌、パンフレット、行政資料などから丁寧に掘り起こす。 そのうえで、作品だけに着目するのではなく、送り手としての制作者、コンテンツを媒介する産業、能動的受け手としての「ファン」を含むオーディエンスという三者の交流や実践、コミュニケーションのありようを描き出す。 「アニメ」をコミュニケーション・プラットフォームとして位置づけ、そのダイナミックな歴史的変容を明らかにして、新たな「アニメ」生成史を描き出す。 【目次】 はじめに 第1章 「アニメ」とは何か――コミュニケーション回路としての総体 第1部 原初から「プレ・アニメ」の時代 第2章 一九〇〇―二〇年代/線画喜劇と凸坊新画帖――「アニメ」前史:1 第3章 一九二〇―三〇年代/線画と漫画/クロスメディアの胎動――「アニメ」前史:2 第4章 一九三〇年代/「トーキー漫画」と「非常時」――多様化する《プラットフォーム》――「アニメ」前史:3 第5章 一九三〇年代後期―四五年/国家制度と接合する《プラットフォーム》――「アニメ」前史:4 第2部 「漫画」「テレビまんが」、そして「アニメ」へ 第6章 一九四〇年代後期―五〇年代/「漫画」と「アニメーション」の混沌――「アニメ」生成史:1 第7章 「テレビまんが」の誕生、クロスメディア実践の始まり――「アニメ」生成史:2 第8章 変容する「送り手」の構造――「アニメ」生成史:3  第9章 「アニメ」誕生――「アニメ」生成史:4 第10章 「アニメ」とはコミュニケーション・プラットフォームである 参考文献・参照サイト あとがき

著者
北波 英幸
出版社
青弓社
読者対象
一般書
内容
演劇・映画
発売日
2026年11月25日
発売日の出典
openBD
価格
3,400円(税込・書誌情報提供:openBD)
ISBN
9784787274892
ページ数
270ページ
判型
A5判

発売まであと40日

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著者について

北波 英幸

1967年、京都府生まれ。羽衣国際大学現代社会学部教授。専攻はメディア論、映画・テレビ・アニメ産業史研究。共著に『表現文化論講義――現代のメディアと文化を学ぶ視点』(ナカニシヤ出版)、論文に「「教化の『線画』/娯楽の『漫画』」――明治末期から1945年に至るアニメーション映画の呼称と概念の変遷」(「マス・コミュニケーション研究」第99号)、「「テレビまんが」――「アニメ」前史のメディア論的考察」(「新社会学研究」第6号)など。

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