クム・カフア・シアター

ハワイ・ローカリズムと演劇文化の発展

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ハワイ王国滅亡やアメリカ統治という負の歴史の中で、ハワイ固有の歴史や文化、言葉、人種などを再解釈し、現代演劇によみがえらせる表現者たちがいる。クム・カフア・シアターに代表されるハワイの演劇文化や作家たちを一つの物語に紡ぎ出した画期的著作!

著者
臼井 雅美
出版社
明石書店
読者対象
一般書
内容
演劇・映画
発売日
2026年10月29日
発売日の出典
openBD
価格
4,300円(税込・書誌情報提供:openBD)
ISBN
9784750361673
ページ数
320ページ
判型
四六判

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目次

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 プロローグ 第一章 古代ハワイからハワイ王国滅亡への回帰――歴史と文化の再構築  一 ハワイという楽園の持つ闇の歴史と現代ハワイ先住民の表現者誕生  二 古代ハワイ史とハワイ王国史の再構築――現代ハワイ先住民劇作家の創世記  三 キリスト教改宗による古代ハワイの世界観の撲滅  四 ハワイ王国と白人入植者たち――経済と政治の略奪への序曲  五 ハワイにおける西洋式教育の導入とハワイ先住民の文化の喪失  六 ハワイ王国崩壊とハワイ共和制時代における最も悲惨な悲劇の舞台 第二章 ハワイ準州時代という中間地点――多人種多民族から成るモザイク社会の声  一 ハワイ先住民にとっての奪われた時代  二 ハワイ準州時代における人種と民族の多様化と葛藤  三 ハワイ移民社会の新構成員――アジア系移民の定住と組織化  四 多様化するハワイの移民社会と演劇の礎  五 ハワイアン・オペラと歴史野外劇という西洋植民地主義の遺産  六 プランテーションでの芝居興行の始まり――北京オペラ、歌舞伎、文楽の流入  七 ハワイ大学における演劇の創設と英語による歌舞伎の進化  八 ハワイ大学演劇舞踊学科とハワイ・ローカル劇の誕生  九 ハワイにおける中国系ローカル劇の誕生  一〇 第二次世界大戦後の準州ハワイにおけるポリネシア系先住民ローカル劇の誕生  一一 第二次世界大戦後の準州ハワイにおける日系二世によるローカル劇の誕生 第三章 アメリカ合衆国ハワイ立州化とハワイ・ローカリズムの基礎舞台  一 ハワイ立州化とアジア系移民の政治力  二 第二次世界大戦中の日系人強制収容と賠償問題  三 アジア系アメリカ人三世による公民権運動――エスニック・スタディーズ学科設置ストライキ  四 アジア系アメリカ学研究者の誕生  五 アジア系アメリカ文学構築の軌跡  六 ハワイ・ローカル文学への覚醒  七 アメリカ西海岸におけるアジア系アメリカ劇の誕生  八 ハワイ大学演劇学科から生まれた新たなローカル劇作家と劇場設立  九 ハワイ文化復興運動がもたらしたローカリズムへの波 第四章 二〇世紀後半におけるクム・カフア・シアターの誕生  一 クム・カフア創設と試行錯誤の時代  二 クム・カフア創成期に産声をあげた劇作家たち  三 クム・カフアのもう一つのミッション――過去の作品の再評価と再上演  四 クム・カフアという自分たちだけの劇団  五 ハワイへの里帰り組を含むアメリカ本土からの劇作家たちの声  六 クム・カフアから生まれた劇作家たち  七 クム・カフア・シアターの新たな演出家たち  八 地方主義ではないローカリズムの意義 第五章 二一世紀におけるクム・カフア・シアターの進化  一 グローバリズムに対峙したローカリズムの新たな波  二 二一世紀のハワイ・ローカリズムが拡大するコミュニティ構築  三 二一世紀クム・カフア・シアターの役割――新世代の劇作家と演出家の養成と輩出  四 二一世紀クム・カフア・シアターから生まれたハワイ先住民の新星劇作家たち  五 二一世紀クム・カフア・シアターから生まれたローカリズムの新星劇作家たち  六 ハワイ出身の新旧劇作家たちの里帰り  七 クム・カフア・シアターの組織化と新たなリーダーたち  八 ハワイ・ローカル劇を支える俳優たち  エピローグ  参考文献

著者について

臼井 雅美

現在、同志社大学文学部・文学研究科教授。神戸女学院大学卒業後、同大学院修士課程修了(文学修士)、1987年ミシガン州立大学修士課程修了(M.A.)、1989年博士課程修了(Ph.D.)。1990年広島大学総合科学部に専任講師として赴任。同大学助教授、同志社大学文学部助教授を経て、2002年より現職。 主な著書:A Passage to Self in Virginia Woolf's Works and Life(現代図書、2017年)、Asian / Pacific American Literature I, II, III(現代図書、2018年)、『記憶と共生するボーダレス文学――9.11プレリュードから3.11プロローグへ』(英宝社、2018年)、『カズオ・イシグロに恋して』(英宝社、2019年)、『記憶と対峙する世界文学』(英宝社、2021年)、『ブラック・ブリティッシュ・カルチャー――英国に挑んだ黒人表現者たちの声』(明石書店、2022年)、『ブラック・ウイメンズ・カルチャー――音楽からみる人種と性の闘いの物語』(明石書店、2025年)。 詳しくはhttps://researchmap.jp/read0102365を参照。

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