忘れ水

◆第三句集 かいつぶり眼くもれば潜りけり 老いが他人事であった頃には、見えなかったもの聞こえなかったことなど、自然や人事の襞が少しでも捉えられていればと念じて、集名としました。 (著者) ◆自選十二句 春の雪この世のものに触るるまで かいつぶり眼くもれば潜りけり ぼつてりと高野豆腐や春まつり ゆふぐれの顔してあふぐ桐の花 十二月八日の空が井戸の底 歌かるた光源氏の札のなき 雲流れやまず桜の散りやまず 父の日や船にバラストあることも ゆく夏や林に入れば風が見え 秋嶺の石鎚いまも波郷待つ ものがたりひもとくやうに林檎むく ともし火は人に寄り添ひ去年今年

著者
櫨木優子
出版社
ふらんす堂
読者対象
一般書
内容
日本の詩歌
発売日
2021年7月6日
発売日の出典
openBD
価格
2,700円(税込・書誌情報提供:openBD)
ISBN
9784781413778

発売済み

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