テレビドラマ『坂の上の雲』から考えるジェンダー/マスキュリニティ

誰が語り、誰が支え、誰が沈黙させられているのか NHKスペシャルドラマ『坂の上の雲』を題材に、軍人の秋山真之・好古兄弟、彼らの幼馴染で俳人の正岡子規、その妹・律や、日清・日露戦争で亡くなった兵士たち等にも焦点を当て、階級、出自、教育、職業、地域といった諸条件を踏まえながら、「男/女」の二項対立を超えた先の現代のジェンダー観を捉え直す刺激的論考! [序章]より 優れた軍略家でありながら倫理的葛藤を抱える秋山真之、沈黙のうちに責任を引き受ける秋山好古、病と闘う正岡子規、そして戦場で死にゆく名もなき兵士たち――そこには、「男らしさ」の名のもとに要請される役割と、押し殺される感情が複雑に共存している。その一方で、本作は女性の物語を前面には語らない。だが、それは女性たちが物語の周縁に押しやられていることを意味しない。むしろ彼女たちは、感情を媒介し、制度を映し出す存在として物語に深く組み込まれている。

著者
石田依子
出版社
春風社
読者対象
一般書
内容
社会
発売日
2026年9月16日
発売日の出典
openBD
価格
3,500円(税込・書誌情報提供:openBD)
ISBN
9784868161561
ページ数
370ページ

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