2020年12月12日発売の新刊一覧

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2020年12月12日

世界が海におおわれるまで

【歌集より】 秋の日のミルクスタンドに空瓶のひかりを立てて父みな帰る とうめいなかかとのかたち天空も公孫樹の黄(きい)を踏んでみたくて 風鈴を鳴らしつづける風鈴屋世界が海におおわれるまで 白の椅子プールサイドに残されて真冬すがしい骨となりゆく 革装の書物のように犀は来て「人間らしくいなさい」と言う 「夢といううつつがある」と梟の声する ほるへ るいす ぼるへす

発売済み

1,400円(税込・書誌情報提供:openBD)

聞き書き 朽木小川

筏流しの神を祀る信仰をはじめ、昔ながらの行事が受け継がれる山村に移り住んだ著者が、語り言葉を用いてまとめた民俗誌風エッセイ。

発売済み

1,600円(税込・書誌情報提供:openBD)

木曜日

未発表を含む「卓上カレンダー」(36首)を追加収録。 【歌集より】 口に投げ込めばほどけるすばらしきお菓子のような疑問がのこる 雨だから迎えに来てって言ったのに傘も差さず裸足で来やがって きみが身に纏いしものはなにもかもこの世のものなり 北風の勝ち ひらがなはたぐいまれなる 空中にぽっかり浮いて静止する言語 春の日のななめ懸垂ここからはひとりでいけと顔に降る花 しみこんでくる夕闇の明るさよ田舎とは透明ということ

発売済み

1,400円(税込・書誌情報提供:openBD)