2021年2月7日発売の新刊一覧

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該当件数: 6件

2021年2月7日

句鏡

◆第一句集 名もなき日名もなき人とあたたけし 石井恵の句集『句鏡』とは句が映し出す、その時々の、ひとりひとりの、一句一句の石井恵その人である。 (序・佐々木六戈) ◆作品紹介 名もなき日名もなき人とあたたけし 詫状の末筆ながら梅のこと 忘れ癖朧月夜のせいにせず 智より情金魚は糞を引きにけり 白絣父の教えも古りにけり 志すもの無し空中の蠅叩く 思うとき風の行方の喪の単衣 後の世を見ずして涼し遠眼鏡 瓢箪のぶらりと任を解かれけり 寒風に真向かいて愛されている

発売済み

2,700円(税込・書誌情報提供:openBD)

ロマンチック・ラブ・イデオロギー

自由も不自由も踏み歩く 誰にも気付かれないように封じ込めた自分自身への供花。 それが手塚にとっての歌なのだろう。(東直子) 【5首】 家出少女みたいな謎のメンタリティ2人でいると文字化けしそうだ あやかさきまゆみみきみほ道の駅から逃げるスタンプにされないように まだ寝てる?運命の人、聞こえてる? 今桜上水だけどなんかいる? 観光地の変なかたちのラブホテルで燃やしてみたい昔の洋服 永遠にひとつになれないわたしたち ほんとうは甲殻アレルギー!

発売済み

1,700円(税込・書誌情報提供:openBD)

サウンドスケープに飛び乗って

詩人の舌と、美容師の指と、都市生活者の肌で、 世界は見なれない色へと染まってゆく。(山田航) 【5首】 海の向こう風の休まる土地からの手振れのような写真が届く 吉田さん来てないけれど元気かな無邪気なくせ毛に悩んでないかな 君は表情をぼかしながら私の記憶にとどまってきっと居心地がいいのだろう ビル風で罵れよ秋 取り留めのない話題なら持っているんだ 故郷には届かぬ台風この街を通過しのちに夏を知らせる

発売済み

1,700円(税込・書誌情報提供:openBD)

水の聖歌隊

現実と幻影の溶けあう場所へ 言葉とこころにはあとさきがない。 混沌が、輝きながら実っている。(内山晶太) 【5首】 椅子に深く、この世に浅く腰かける 何かこぼれる感じがあって 手は遠さ 水にも蕊があると言うあなたをひどく静かに呼んだ しんとしたドアをこころに、その中に見知らぬ旗と少年を置く 硝子が森に還れないことさびしくてあなたの敬語の語尾がゆらぐよ でも日々は相場を知らない露天商みたいな横顔をふと見せる

発売済み

1,700円(税込・書誌情報提供:openBD)

虚仮一心

身も心もくたくた  もういいよ  もういいよ はるかかなたにあなたの声が聞こえます すべてを失い もう 思い残すことなく 自己破産することにきめました あなたの優しい瞳に導かれて わたしは 余命を生きます しびれた足をひきずりながら 杖をついて 歩いてゆきます

発売済み

1,500円(税込・書誌情報提供:openBD)

開けてもいい玉手箱

あなたが出会うのは、命を狙う死神?教え子思いの先生?遠い国のお姫さま?時をもどす宇宙人?それとも、玉手箱から出てくるのは……。 『森の美術館』『切手の贈り物』に続く第3弾! さぁ、不思議な世界へひとっとびしてみましょう。 人生といえば、私はよく次の言葉を思い浮かべます。 「人生とは冥土までの暇つぶし」  なかなか味わい深い言葉ですね。これは、「人生とは?」と問われたある大僧正の答えです。このあと「だからこそ、上等な暇つぶしをしなさい」と、大僧正は続けます。本書のショートショートは、原稿用紙2枚から8枚までの小品です。 本書が、読者の皆様にとって「上等な暇つぶし」となることを願っています。(著者あとがきより)

発売済み

1,300円(税込・書誌情報提供:openBD)