2026年7月1日発売の新刊一覧

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2026年7月1日

熊楠研究 第4号

 『熊楠研究』は南方熊楠の第一級研究者が集まり、熊楠の膨大なる自筆資料や蔵書を渉猟・調査・研究したその結果を、論文形式で新規に発表する年刊シリーズです。  熊楠自身の著作は、没後約10年の戦後間もない1950年代に出された全集12巻(乾元社版)と、1970年代の全集12巻(平凡社版)により発表されています。また1980年代後半に、熊楠の日記が全4巻(八坂書房)で出されました。80~90年ごろには熊楠ブームが起こり、その中で1987年に南方熊楠邸保存顕彰会が設立されました。  顕彰会と、のちに南方熊楠資料研究会となるメンバーは、熊楠の遺族と協力して、熊楠が遺したあらゆる資料を整理し、調査し、共同作業のなかで新しい発見をしていきました。  当時の調査で、熊楠の論文・日記・書簡などの著作の総数は、『全集』や『日記』として既に発表されているものの3倍以上にのぼることがわかりました。  これらの調査結果を継続的に報告するためにできたのが本シリーズです。未発表の論文や、新発見の熊楠関連資料などを掲載していきます。  第4号には、熊楠研究最高峰のシリーズにふさわしい錚々たる著作たちがさまざまな分野における論文を発表しています。 小峯和明「巻頭言」 ★小泉博一「熊楠の英訳『方丈記』の草稿」 ★松居竜五「南方熊楠ゴワンズ社宛書簡下書きについて」 ★松居竜五・中西須美編「南方熊楠ゴワンズ社宛書簡下書き」 ★小泉博一・松居竜五・中西須美編「南方熊楠『方丈記』草稿」 ★雲藤等「南方熊楠の記憶力をめぐる問題」 ★飯倉照平「南方熊楠と大蔵経―二・『田辺抜書』前後―」 ★原田健一「タブーと南方熊楠の言説 ―「月下氷人」と近親婚をめぐって―」 ★小峯和明「南方熊楠の今昔物語集 ―説話学の階梯・大正篇 Ⅲ―」 ★白石良夫「巨木伝説考証近世篇 ―熊楠稿「巨樹の翁の話」追跡―」 ★芳賀直哉「『南方二書』と熊楠」 ★飯倉照平編《資料紹介》「小島烏水等来簡二通―『南方二書』関係書簡・補遺―」 ★吉野孝雄「宮武外骨の熊楠宛書簡について」 ★《参考資料》「南方熊楠先生逸話」 ★吉川壽洋編「ニコライ・ネフスキーの南方熊楠宛書簡」 ★川島昭夫「田中長三郎書簡と「南方植物研究所」(承前)」 ★志村五郎「熊楠の漢文読解能力 ―英文論文翻訳を読んで―」 ★千本英史【書評】「鶴見和子『南方熊楠・萃点の思想』」 ★杉中浩一郎【書評】「『長谷川興蔵集 南方熊楠が撃つもの』を手にして」 ★中瀬喜陽「南方熊楠没後の顕彰事業史」 ★田村義也■研究ノート「熊楠と粘菌」 ★東京・南方熊楠翻字の会編《資料紹介》「小畔四郎宛南方熊楠書簡 ―第一回・一九二七年―」

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