対流 対馬藩外交僧規伯玄方

偽りの国書を書いた男が、最後まで貫いたものとは 徳川幕府を揺るがした国書偽造事件。 国境の島で朝鮮通信使を迎え、朝鮮・漢城の地を踏み、流刑先の盛岡で清酒を伝えたひとりの禅僧の数奇な生涯。 筑前国宗像の農家に生まれた規伯玄方は十二で出家し、対馬藩宗家の外交僧・景轍玄蘇に弟子入りする。日朝交易の要所・対馬では、豊臣秀吉の死後、朝鮮出兵で断絶した国交の回復が急がれていた。漢学の才と人の機微を読む力を買われた玄方は、朝鮮通信使を迎える一方、被虜の探索にも奔走する。そのなかには、かつて被虜として連れてこられ、逃亡を図るなかで玄方と出会った朝鮮人陶工・イジュンもいた。彼を祖国へ帰したいとの思いを胸に、玄方は柳川家の家臣、松尾七右衛門とともに被虜の帰還に奔走する。だが、日朝外交を支えてきた宗家と柳川家の関係が揺らぎ始め、やがて国書をめぐる一大事件へ――。 史実の空白に大胆な発想を重ね、歴史の本流に呑まれた人間の生きざまを描く。 宗像、対馬、博多、京都、駿府、盛岡、アイヌ、朝鮮各地を舞台に描く歴史綺譚。

著者
鈴木 真弓
出版社
書肆侃侃房
読者対象
一般書
内容
日本の小説・物語
発売日
2026年11月20日
発売日の出典
openBD
価格
2,200円(税込・書誌情報提供:openBD)
ISBN
9784863857469
ページ数
360ページ
判型
四六判

発売まであと35日

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著者について

鈴木 真弓

ライター。静岡県生まれ。雑誌、新聞等への寄稿のほか、 静岡の酒の取材をライフワークとし、セミナーや講演を行う。 映画『朝鮮通信使〜駿府発二十一世紀の使行録』(2007年、静岡市製作)の脚本を担当。 通信使に関する独自取材を続けるなか、対馬の外交僧・規伯玄方が流刑先の盛岡南部藩に当時の様々な先端知識や技術を伝え、そのひとつに「清酒」があったことに着目し、本書を書き上げた。

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