小説家のための編集教室

どこを直せばよいかわかる。書き直すたび、うまくなる。 ベテラン小説編集者と学ぶ、自分の手で作品を完成させる〈編集〉のレッスン。 そう、本当に求めていたのは書き方でも稼ぎ方でもない。「磨き方」なのだ。 ——青崎有吾(小説家・『地雷グリコ』) 小説の書き方を教える本はたくさんあります。 でも、書き上げた原稿を「どう直すか」を教える本は、ほとんどありません。 本書は、多くの新人作家をデビューへ導いてきたベテラン小説編集者が、作家が自分の作品を改善し、物語の魅力を引き出すための「セルフ・エディティング」の技法を惜しみなく明かした一冊です。刊行以来30年以上にわたって愛読されてきた、小説家の必携書です。 人物造形、場面描写、会話、モノローグ、動詞の選び方、改行の位置──。 小説編集者が原稿のどこに目をとめ、どう直すのか。誰もが知る名作から新人作家の習作まで、幅広い小説作品を題材に、修正のポイントと添削前後の文章を豊富に紹介します。 また、各章末には「編集のためのチェックリスト」「練習問題」を収録。自分の書いた原稿のどこを見直せばよいか、実践を通じて推敲の技術を身につけることができます。 本書を読み進めるうちに、あなたは自分の原稿を編集者の目で読めるようになるでしょう。 削り、直し、みがき上げる。本当に書きたかった物語の芯をつかみ、自分だけの文体=ボイスを見つけるために。 小説を書く人はもちろん、ライター、編集者、文章を仕事にするすべての人に役立つ一冊です。 [本書で身につく編集の技術] ❏描写と説明 描写で見せる場面と、地の文で語る場面を見極め、書き出しから読者を物語に誘い込む。 ❏視点の使い分け 一人称、三人称、全知の視点(神の視点)を活用して、読者と登場人物の心の距離を自在に動かす。 ❏会話の技法 動詞や副詞の選び方、文章のちょっとした工夫で、会話をより生き生きと自然なものにする。 ❏ビートの入れ方 登場人物のさりげない仕草や行動をひとつ挟むだけで、読者の心は揺さぶられる。 ❏一回で充分 言葉も描写も設定も、大事なことほど繰り返さない。やりすぎに気づいて、力強さを取り戻す。 【本書に引用されている小説の一部】 『グレート・ギャツビー』(F.スコット・フィッツジェラルド) 『星空から来た犬』(ダイアナ・ウィン・ジョーンズ) 『ミドルマーチ』(ジョージ・エリオット) 『若い藝術家の肖像』(ジェイムズ・ジョイス) 『白鯨』(ハーマン・メルヴィル) 『策謀と欲望』(P.D. ジェイムズ) 『影の巡礼者』(ジョン・ル・カレ) 『ドリームキャッチャー』(スティーヴン・キング) 『ここがホームシック・レストラン』(アン・タイラー) 『風と共に去りぬ』(マーガレット・ミッチェル) 『嵐が丘』(エミリー・ブロンテ) ……ほか多数

著者
レニ・ブラウン、デイヴ・キング、古屋美登里
出版社
フィルムアート社
読者対象
一般書
内容
文学(総記)
発売日
2026年9月26日
発売日の出典
openBD
価格
2,400円(税込・書誌情報提供:openBD)
ISBN
9784845925209
ページ数
304ページ

発売まであと11日

Xでシェア

関連書籍

広告