ロンドンの公共図書館における社会的包摂の理念と実態

すべての人のための図書館から「わたし」のための図書館へ

1850年から現在までの公共図書館の役割とライブラリアンシップの変遷をたどるとともに、社会的包摂概念の受容・変容・実践をケーススタディから考察。行政・市民・企業による運営形態を比較し、公共図書館員の思想を通して公的サービスの維持可能性を探る。

著者
土屋 深優
出版社
明石書店
読者対象
一般書
内容
総記
発売日
2026年10月8日
発売日の出典
openBD
価格
4,000円(税込・書誌情報提供:openBD)
ISBN
9784750361697
ページ数
200ページ
判型
A5判

発売済み

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目次

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 まえがき 序章 公共図書館における社会的包摂  1.本書の概要とねらい  2.社会的排除と社会的包摂の理論的背景  3.公共図書館における社会的包摂  4.現代のイギリス公共図書館の様相 第1章 イギリス公共図書館におけるライブラリアンシップの歴史的展開  1.公共図書館の法制化と「社会的弱者のための図書館」  2.「すべての人のための図書館」思想への統合とコミュニティ・ライブラリアンシップ  3.社会的包摂の導入と受容  4.図書館界における社会的包摂の発展と細分化  5.イギリス公共図書館におけるライブラリアンシップの意味 第2章 行政主導の公共図書館再編と社会的包摂――アイデアストアの革新  1.タワー・ハムレッツ区の公共図書館再編と現況  2.アイデアストアにおける社会的包摂の実践  3.自治体職員としての図書館職員による社会的包摂への意識  4.公的サービスとしての社会的包摂 第3章 市民主体の図書館運営と新たな社会的包摂――コミュニティ図書館の挑戦  1.ブレント区における図書館の閉館とコミュニティ図書館の開館  2.コミュニティ図書館における社会的包摂の実践  3.ボランティアたちの社会的包摂への意識  4.住民による住民のための社会的包摂 第4章 企業による公共図書館運営と社会的包摂――GLL図書館の拡大  1.グリニッジ区における図書館運営のアウトソーシング  2.GLL 図書館における社会的包摂の実践  3.企業職員の社会的包摂への意識  4.公的サービスを運営する企業としての社会的包摂 第5章 多様な包摂の意識と実践  1.イギリスにおける公共図書館を支える理念の変遷  2.現代イギリス公共図書館における社会的包摂の実践  3.「すべての人のための図書館」から「わたしのための図書館」へ 終章 2020年以降の様相

著者について

土屋 深優

関東学院大学社会学部現代社会学科講師。2024年筑波大学大学院人間総合科学学術院人間総合科学研究群情報学学位プログラム博士後期課程修了。博士(情報学)。 〔主要業績〕 「英国における孤独問題と公共図書館の貢献」『図書館雑誌』vol.119, no.10, pp.628-629(2025年) 「社会的包摂概念に基づく公共図書館の再編:アイデアストアを事例に」『図書館界』vol.74, no.3, pp.160-176(2022年) 「ロンドンのコミュニティ図書館における社会的包摂概念」『日本図書館情報学会誌』vol.67, no.2, pp.87-103(2021年)

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