山籟

◆第三句集 セーラー服に白線三筋春の潮 囀りや争ふものの空真青 蜷少し動いて雲の翳りかな 俳句という短い詩形の持つ、 限りない豊かさに心打たれる ◆自選句 枳殻の実放れば遠き戦後かな 朝寒や水音のして保育園 風に声残して秋の限りかな 墓一つ買ふ話あり神の留守 冬の虫国境といふ惨きもの 山茶花の蘂輝かせ姉妹かな 旅をはる水鳥湖に点々と 西に行けば西にも群れて鳰の湖 影乗せて豆腐屋の来る冬夕焼
- 著者
- 城倉吉野
- 出版社
- ふらんす堂
- 発売日
- 2026-02-24
- 価格
- 2,800円(税込・書誌情報提供:openBD)
- ISBN
- 9784781418018
- ページ数
- 180ページ
発売済み