信長以前の尾張国ー織田一族と那古野今川家ー

愛知県西部(尾張国)は、天下人織田信長と豊臣秀吉の故郷である。彼らを輩出したこの地域が、どのような歴史を歩んできたのかは意外に知られていない。『信長公記』は信長研究の根本史料である。しかし著者太田牛一は信長生前以前の尾張については、極めて簡略にしか記していない。 『信長公記』の及ばない地域──それが「信長以前の尾張国」である。 主家斯波家の尾張拝領とともに移住してきた織田一族はどのように尾張に根を張り、勢力を拡大していったのか。尾張守護代家である織田伊勢守家と織田大和守家は、本当に尾張を分かち合う関係だったのか。 信長の織田弾正忠家は、曽祖父良信以前には遡れない家なのか。そして、信長の本拠地となる那古野には、なぜ今川氏の一族が居を構えていたのか。 信長の父信秀の手によって那古野城を失った今川一族は、いかなる運命をたどったのか。 そこには、信長が登場する以前の尾張を読み解く、もう一つの歴史があった。

著者
濱 竜也,氏戸 佳香、濱 竜也、氏戸 佳香
出版社
白天堂
読者対象
一般書
内容
日本史
発売日
2026年11月26日
発売日の出典
openBD
価格
2,800円(税込・書誌情報提供:openBD)
ISBN
9784911398012
判型
四六判

発売まであと41日

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目次

序章 見過ごされていた尾張中世史 ・信長の祖父は「のぶさだ」?    第一章  今川家と織田家の中世 ・尾張守護代織田家の系譜       ・那古野の歴史           第二章  十五世紀の尾張 ・織田大和守家の時代         ・奉公衆今川氏の興起         第三章  今川家の没落と織田家庶流の自立 ・織田弾正忠家の遠祖         ・織田宝巌は誰か         ・那古野今川家と没落の影      第四章 今川氏豊と名古屋合戦ー言継がみた尾張ー  ・『言継卿記』にみる天文年間の尾張    ・今川竹王丸の登場と名古屋合戦     第五章 今川家の崩壊と信秀の国内台頭 ・万松寺建立と信秀の菩提寺        ・伊勢神宮修理と皇居修理費献上 ・守山崩れと国物忩          第六章 那古野家庶流のその後ー敦順夫妻から山三郎へー ・那古野敦順とその一族          ・那古野山三郎

著者について

濱 竜也

郷土史家。1977年オーストリアウィーン生まれ。 学生時代、郷土史家横山住雄氏の著書に触発されて中世尾三史を調べ始める。 織田家や松平家の始祖伝承やユキヨシ様伝承を中心に研究。 東海中部歴史家連盟主宰。「松平親氏と時宗」「家康の徳川自称と世良田系図」が主な論考。

氏戸 佳香

郷土史家。愛知県名古屋市生まれ。 東海地方の中世史を中心に研究。 【論文】「室町幕府奉公衆・今川那古野氏の興盛と終焉」(2026)

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