蘆花

◆第四句集 蘆は小さな芽のときと花ひらくときに、ほんの少し赤い色を見せてくれます。 蘆という植物はどうやらその髄に赤を秘めているようです。 詩情とはそのようなものかもしれません。 (あとがきより) ◆作品紹介 鳰小暗き水を食みこぼす 蘆の角王子のごとく立てりけり さくらちる土を作つてゐる人に 鯊釣に夕風長くなりきたり 竹の葉の黄ばみ冬至の日を通す ねむる子の足見えてゐる桜かな 読む人のまはり冷んやりしてをりぬ ゆふぐれのありとしもなきゆきぼたる その辺を軍手で拭ひ桃の花 海山に酒を垂らさむ裕明忌
- 著者
- 対中いずみ
- 出版社
- ふらんす堂
- 発売日
- 2025-07-14
- 価格
- 2,700円(税込・書誌情報提供:openBD)
- ISBN
- 9784781417462
- ページ数
- 210ページ
発売済み
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