鶯餅

◆星野立子新人賞・角川俳句賞の受賞者の待望の第一句集 桐一葉暢気に落ちてゆきにけり 陰を陽に転換していく明るさに、千野千佳のこれからの可能性を感じるのである。 日常生活の物事を新鮮な視点を以て開拓しながら、決して固定観念に縛られようとしない彼女の志と、清澄なる眼差しに貫かれた第一句集―― (序より・堀本裕樹) ◆作品紹介 門松やうどんにつける小ビール 真上にも向くあたらしき扇風機 アイロンをンと押しつける年の暮 生身魂何度撮つてもおなじ顔 ゆづりはや胎動に手のあつまり来 水泳帽かぶりますます吾に似る 捌かるる河豚の唇ポとひらく 蜜かけて葛切の線あらはるる セーターの上を涙はしばらく玉 残る鴨だけで楽しくやつてをり

著者
千野千佳
出版社
ふらんす堂
発売日
2026-09-24
価格
2,700円(税込・書誌情報提供:openBD)
ISBN
9784781418612
ページ数
200ページ

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