二字

『虹』の1冊です。当サイトはこの作品を2冊掲載しています。

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◆第三句集 冬怒濤近付くたびにふくらみぬ 衰えを表現するのは難しかった それと恰好をつける自分が居たので 勇気も必要だった 身体の自由が少しずつ失われて行くのを 支えてくれた多くの人々に ありがとうを言いたかったので 本句集を編んだのである お蔭さまで希望を持つことができた (著者) ◆自選十二句 早春や図鑑の色の増してきし 春風や家路を遠くしてしまひ あーああー粗相の尿のあたたかし 二の腕に種痘のあとや聖五月 紅も白もカーネーションにひだ多し 大西日浄土ありしと思へざる 足代に糸目をつけぬ走り蕎麦 目薬を注したるやうな秋の晴 原爆忌一分間の長かりし 初日の出たてよこななめ顔に皺 書初の感謝の二字は選びし字 春を待つ腕立て伏せの腕立てて

著者
松下道臣
出版社
ふらんす堂
読者対象
一般書
内容
日本の詩歌
発売日
2022年1月7日
発売日の出典
openBD
価格
2,500円(税込・書誌情報提供:openBD)
ISBN
9784781414270

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  • 虹

    2023年5月19日

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