2026年9月23日発売の新刊一覧

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該当件数: 4件

2026年9月23日

Happy Mountain, Wonderful Sea

『だが日常は終わらない。世界は死なない。 木々は茂り葉は青々と輝く。空では鳥が、水には魚が泳ぐ。夜になれば星々が瞬き、朝になれば太陽が大地に光を注ぐ。漂う雲を眺めて出る涙。その涙に僕は慰めを求めたい。 友達を作りその生命の幸せを願うことが、このどうしようもない世界でも、なお生きるに値する理由そのものなのだと教えられる。 世は最初から変わらず美しい。僕はそれを眺めるためだけに生きていてもよいのだと思いたい。』 ― 富澤大輔 写真家・富澤大輔による作品集。 わたしたちの“時間”の中に、既にある“見る喜び”を、探すのではなく気付けばいい──そんなことを思い出させてくれる全143枚の写真群。 かわいらしい文庫サイズで、独特な質感のカバーには金の箔押しでタイトルが光る。 “ただ写真が重ねられただけのような形”を目指して作られたという本書は、写真が常に左ページにだけ掲載されています。 その構成は、1枚1枚ゆっくりと捲ることが促され、次第に、遠くを歩く人の小さな顔、建物の壁面や窓、その装飾、遠い山並み、写真の隅に写る物干し竿や、机の上の食器などの「小さく写り込んだ物たち」へと視線が回遊し、そのとき、はじめて富澤大輔の“写真”と出会うことができる気がします。 まるで、暗い物置のなかで見つけた小さな箱の中で眠っていた写真の束を見つけたときのような、“時間”に思いを馳せる体験をぜひ味わってみてください。

発売済み

3,100円(税込・書誌情報提供:openBD)

文学研究者は翻訳をどう読んでいるのか

【文学にとって、翻訳とは何か──。】 文学において翻訳はいかに営まれてきたのか。翻訳者はいかなる存在として描かれ、翻訳そのものは文学のなかでどのように表象されてきたのか。冷戦をはじめとする、文学を取り巻く社会状況は、そのときいかなる影響を及ぼすのか。 本書は以下のような多彩な事例を通して自明視されている「翻訳」をめぐる読者の思考を揺さぶる。 ・樋口一葉の『たけくらべ』とその2つの英訳 ・多和田葉子『地球にちりばめられて』で描かれる母語や複数言語 ・太宰治『人間失格』のマンガアダプテーションを例とする〈記号への翻訳〉 ・冷戦期に英訳された日本近代文学作品の選定と受容過程 ・小説作品における、翻訳者自身の表象 本書は、翻訳について思考するための、もっとも豊かな実験場である文学に注目し、その豊かな関係性を探究する。訳の巧拙といった議論にとどまらない、翻訳と文学をめぐる見方を大きく更新する一冊である。 【本書を読むことで読者が、「原文」「訳文」「翻訳」「文学」「日本語」「英語」「母語」「外国語」「越境」といった、翻訳を考えるときに当たり前のようについてくる言葉を問い直すことになればよいと考えている。そして、そうした問い直しが最終的には「主体」「多様性」「共同体」といった概念の思考へと接続される可能性を示したい】 ……「序章 翻訳から文学を、文学から翻訳を考える」より。 ■本書のポイント (1)翻訳がとりわけ日本の近代文学においていかに機能するのかを徹底的に探究。 (2)翻訳をめぐる思考を通じて、「主体」「多様性」「共同体」といった概念の再考を迫る。 (3)アメリカの大学院に進学し、海外で日本文学を学んだ筆者自身の経験、さらには日本文学を英語で教えることなど、教育的な内容のコラムを配置。 ■本書で取り上げられる作品・人物 樋口一葉『たけくらべ』、多和田葉子『地球にちりばめられて』、太宰治『人間失格』と『まんがで読破『人間失格』』、谷崎潤一郎『陰翳礼讃』、大佛次郎『帰郷』、堀田善衛『広場の孤独』、武田泰淳『蝮のすえ』、エドワード・E・サイデンステッカー、ドナルド・キーン、ロバート・ライオンズ・ダンリー、ロマン・ヤコブソン、ロラン・バルト、夏目漱石『倫敦塔』、温又柔、川端康成、水村美苗など。

発売済み

3,800円(税込・書誌情報提供:openBD)

「林政ニュース」第781号

第781号は、BP材、DLTなどの普及加速化を目指す/次なる100年へ、バーク堆肥工業会が創立50周年式典を開く/東京科学大学GXI総会で初めて「森林」を議論/第61回「グリーン賞」は国産材製材協会初代会長の豆原義重氏/中山間地を支える下呂市の森林造成組合/木桶と「発酵文化」を未来につなげる深瀬善兵衛商店/越谷市にペットと共生できる木造賃貸住宅/OBと現役が結束!2年がかりで『平成の大分県林業史』が完成…などを掲載しています。

発売済み

1,200円(税込・書誌情報提供:openBD)

マタギドライヴ

世を捨てよ、クマを狩ろう──。 落合陽一がデジタルネイチャー化した世界における人間の実存という難題に挑み、そして七年の知的格闘の末に得た一つの「解」──それが〈マタギドライヴ〉である。本書はかつて「人間」と呼ばれた形式に固執してみせることも、目を閉じて機械の一部になることも選べない者たちへの祝福の書だ。抵抗でも加速でもない超越と深化のビジョンがここにある。

発売済み

3,800円(税込・書誌情報提供:openBD)