田舟

◆第一句集 囀りのコロラトゥーラの山路かな 山路を歩きながら耳にした鳥の囀りをコロナトゥーラだと感じ取った。普段から音楽に親しんでいなければ湧かない発想であろう。 序より・日原 傳 ◆自選句十二句 藻刈舟一艘モネの水の庭 鎌倉の椿尽くしの花御堂 水打つて佃島に小さき佃煮屋 黒日傘霊南坂を上りゆく 朝顔市其一の紺青探しをり 真ん中を川流れゆく野焼かな 暮れ初めて雪大文字仰ぎけり 蕪村忌の毛馬はしぐれてゐたりけり 銀杏をからころ炒りて五日かな パイプオルガン雪の日のバッハかな かまくらにこけしのやうな子が二人 凍つる夜のネヴァ河白き帯となり

著者
藤澤恭子
出版社
ふらんす堂
発売日
2026-02-19
価格
2,800円(税込・書誌情報提供:openBD)
ISBN
9784781417950
ページ数
202ページ

発売済み

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