小野小町

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うたの森に、ようこそ。 柿本人麻呂から寺山修司、塚本邦雄まで、日本の代表的歌人の秀歌そのものを、堪能できるように編んだ、初めてのアンソロジー、全六〇冊。「コレクション日本歌人選」の第1回配本、小野小町です。 わたくしは小町に関する先行の文献を渉猟(しょうりょう)して、つくづくとそれらの中に、いかに実在の歌人と伝説の女性がほしいままに混り合っているかを思い知らされた。----目崎徳衛 小野小町(おののこまち) 平安初期の六歌仙にただ一人選ばれた女性。業平とともに色好みとして名を馳せ、後人による小町歌が加わり、美人落魄伝説の主人公としてその名が各地に伝播した。生没年も出自も定かではなく、小町が残した歌で確かなのは『古今集』の十八首だけだが、その歌から九世紀中葉の宮廷と文化人の間で新しい歌が形成されていく時流の中心に生きた小町像が浮かび上がる。唐代文学と新仏教の波を受けつつ仮名文字が生み出される渦中にあって、恋歌を詠い続けることで王朝女流文学の先駆的存在となった。「百人一首」で有名な「花の色は移りにけりな」の歌は、その実像と虚像の架け橋である。

著者
大塚 英子
出版社
笠間書院
読者対象
一般書
内容
日本の詩歌
発売日
2011年3月10日
発売日の出典
openBD
価格
1,200円(税込・書誌情報提供:openBD)
ISBN
9784305706034
ページ数
122ページ

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