瀬音

◆第一句集 せせらぎは母の胎内秋桜 写実を基調とした、いわば「軽み」の表現は、今も作者の持ち味の一つだが、読 み手の想像力を大いに引き出すのだということを、これらの作品は証明しているの ではなかろうか。 序・石田郷子 ◆自選十句 階下から薪ストーブの匂ひかな 豆撒の赤鬼決めるあみだくじ 刈られゆく羊見てゐる羊かな 向き合ひて羽搏つ水音春の鴨 和三盆つまみ狭山の新茶かな 緑蔭に座りて羅漢めく二人 下りゆく荒磯の径や青葉潮 大南瓜木魚のごとく置かれをり 山羊の乳配りし昔露の朝 冬ぬくし羅漢は膝に兎抱く
- 著者
- 猪爪蓬子
- 出版社
- ふらんす堂
- 発売日
- 2023-05-23
- 価格
- 2,500円(税込・書誌情報提供:openBD)
- ISBN
- 9784781415338
発売済み
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