雁の棹

◆第一句集 雁の棹月へ月へと浮き沈み 本句集名「雁の棹」は霞ケ浦の南端に菱食雁の越冬地があり そこで作った句によるものです。 (あとがき) 序句・鈴木貞雄 ◆自選十五句 寒造り唄で櫂掻く杜氏かな 遍路杖捲れきつても手放さず ほとぼりを残して窯の月涼し もろともに鋳込む鋳物師の玉の汗 熱帯魚ライトアップに色光り 鮎茶屋に生まれて継ぎて藍の帯 夏炉端女人の踊るイヨマンテ パプリカのインパストめく夏料理 鈴の音に跳たくなりて佞武多かな カンヌ賞ロケ地は今も稲穂波 生身魂手づから漕ぎし車椅子 臆すなく恋を吐露して星の竹 サロベツに別れを惜しむ帰燕かな メニューには出さぬ店主の狸汁 阿修羅の絵すゑて蜜柑を供へけり

著者
野口山月
出版社
ふらんす堂
発売日
2023-07-06
価格
2,800円(税込・書誌情報提供:openBD)
ISBN
9784781415505

発売済み

    Xでシェア

    シリーズの既刊・続刊

    関連書籍

    広告