助手席の犬

◆第一句集 体ごとぶつかつて来し春立てり 彼女の句には、頭でつくった想像の句はほとんどない。自分の目を信じ、自分の心に触れた句しかつくらない。それが彼女の俳句。だからどの句も手堅い把握が表出されている。 序より・石寒太 ◆自選十句 やはらかき真夜のありけり梅匂ふ 助手席の犬睡りをり春の雲 しやぼん玉こはれ未来の端にをり 百人の目の並びをり冷房車 殺生のあとの指さき秋暑し こほろぎも命あるよと犬に言ひ 少年のひろきてのひらやんまの死 再会の言葉少なし檀の実 生返事の夫へ甘鯛かんばしき 明日のある日常が好き青木の実

著者
折島光江
出版社
ふらんす堂
発売日
2024-02-26
価格
2,600円(税込・書誌情報提供:openBD)
ISBN
9784781416335

発売済み

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