呵呵

◆第二句集 声立てて笑へば山の笑ひけり 谷ゆう子という俳人の従来になかった詩境というものを感じる。句作の方向性といっていいと思う。全体に明るく、どこかにユーモアがのぞく。進むべき俳句の道を自得したと思う。 跋・鈴木しげを ◆自選十句 呵呵と笑ふ面ふとかなし壬生狂言 母の忌や掌に清秋の志野茶碗 流れには乗れぬ椿の二つ三つ 踊りの手月に触れたり離れたり 虫の夜や己小さくなるばかり 寒雲の縁の金色夫逝きぬ 鶯餅たれか遊びに来ぬものか 東入ル西入ル京の初つばめ 百合一花句座に悦子の現れず 昨日来て今日去ぬる子やつくつくし

著者
谷ゆう子
出版社
ふらんす堂
発売日
2025-06-25
価格
2,800円(税込・書誌情報提供:openBD)
ISBN
9784781417523
ページ数
228ページ

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