プリズムⅡ

◆第二句集 前著『プリズム』に次ぐ由実氏第二句集。 十年を経た作者の個性は、想い濃く温みを加えて、さらに豊かに開く。 その分光のなんと清々しくあざやかであるか。 作者はそれを十分に知らせてくれた。                帯より・島端謙吉 ◆自選十二句 胸の子と影をひとつに初御空 退さりても退さりてもなほ花辛夷 波の紋踏みて汐干の人戻る 春夕焼みんな巻毛の天使像 湯にひらく赤子の五指や新樹光 切尖まで水のいのちの花あやめ 黒南風や天水盤に鋳物師の名 中今の母の背拭ふ良夜かな 小説の中の雨音黒葡萄 長き夜のじゆごんのやうな抱き枕 ひだまりの椅子に母載る小春かな 雪雲や海までつづく祈りの灯

著者
中戸川由実
出版社
ふらんす堂
発売日
2024年12月20日
発売日の出典
openBD
価格
2,800円(税込・書誌情報提供:openBD)
ISBN
9784781417059
ページ数
218ページ

発売済み

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