夏祓

◆第一句集 ハミングはひとりの歌よ春深し 満里さんの生きる姿勢が見える作品である。 満里さんは自分の心を詠む深いところに行きついたようだ。 (序より・中西夕紀) ◆中西夕紀推薦十二句 諭す子のその手をにぎり冬茜 雑踏に深くかぶるや冬帽子 一村の一揆のごとき祭かな あたたかや川へ放てる父の鯉 物置に父の義足よ石蕗の花 白梅の空一隅のひかりかな 言葉みな気体となりて油照 噴水のひかりのかけら手に拾ふ ハミングはひとりの歌よ春深し 青竹の打ち交ふ空や墓洗ふ 風鈴の音に洗はれ夕餉かな 虫の音と息を合はせて寝ねにけり
- 著者
- 大木満里
- 出版社
- ふらんす堂
- 発売日
- 2024-03-26
- 価格
- 2,700円(税込・書誌情報提供:openBD)
- ISBN
- 9784781416410
発売済み
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