銃爪蜂蜜/トリガー・ハニー

◆第二句集 日常生活で出会う凡事が有季定型のかたちに(無理矢理)嵌め込まれることで、「なんじゃこりゃ?」と居心地悪い感触を纏う不思議なイメージとして立ち現われる。 これが僕にとっての俳句です。 (あとがきより) ◆自選十五句 小川から親子出てくる柳かな 麒麟草笑ひこらへて耳とがる 肉の火曜日いなづまの水曜日 養蜂場よりの緩(ゆる)襟巻男 全員が剣道部員かきつばた さまざまな音の落葉を拾ひけり 黒板を黒板消しの舞ふ鯨 だしまきの隣つくだに巣立鳥 蝌蚪のひも運動競技(スポーツ)なのか愛なのか 麻婆春雨夏蝶になる途中 太陽の塔のくちびる滑 口角をあげて猟期の教室へ 鳥が歯にはさまつてゐる冬休み はなれめのでんきなまづがはつゆめに 孝行のあとの恍惚金鳳花

著者
彌榮浩樹
出版社
ふらんす堂
発売日
2025-03-13
価格
2,800円(税込・書誌情報提供:openBD)
ISBN
9784781417172

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