白牡丹

◆第二句集 いのちあるかぎり蒔くべし花の種 上野澄江さんの俳句は、季語を大切にする正統派で、句の佇まいはいかにも古都・金沢によく似合う。 ときに哀感を忍ばせ、ときに諧謔で待ち伏せする。 序に代えて・中上哲夫 ◆自選十句 朴落葉鴉が踏んで裏返す 里唄は恋の唄なり胡麻の花 囀れり芭蕉旅発つ日のやうに 緋牡丹をゆらりと映す水を飲む 墳丘に羅立てり卑弥呼めく 大花野死は遥かともいよよとも われ病めり蛇のぬめりを負ふごとく 化粧する雪のほむらをまなかひに たまゆらの命ぞ蜂に刺されけり 夫いつも腕くんで見る白牡丹

著者
上野澄江
出版社
ふらんす堂
発売日
2025-06-25
価格
2,800円(税込・書誌情報提供:openBD)
ISBN
9784781417394
ページ数
192ページ

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