メゾティント

◆第二句集 『封緘』に継ぐ待望の第二句集。 序句:石田郷子 ◆作品紹介 花辛夷声出して喉取りもどす 五月病とも前髪の翳りとも 色見本この朝焼の色はなく 眩しくて見えぬが猫柳である 病室に春の野をそのまま飾れ 青葉木菟仮死から蘇るまでを 一面の白蛾と見えて壁白し 押し寄せてくる葉柳と後悔と 青葉騒栞の少し前から読む 山茱萸の実に触れて手の蘇る 冬館ランプは光から古び 胸に火の回る速さや冬河原 すれ違ふ秋風よりも颯と人 君にとつての雪が私の詩 歌ひをる喉を冬の泉とも
- 著者
- 藤井あかり
- 出版社
- ふらんす堂
- 発売日
- 2024-09-17
- 価格
- 2,500円(税込・書誌情報提供:openBD)
- ISBN
- 9784781416946
- ページ数
- 212ページ
発売済み
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