2025年5月19日発売の新刊一覧

この月の発売日カレンダーを見る

該当件数: 18件

2025年5月19日

古代和歌の構造

古代人がもつ表現に対する意識を明らかにする。 万葉集から平安初期の和歌にかけて、序詞、縁語、掛詞の表現やその変遷を分析し、古代における修辞意識の具体像を示す。 上代文献に描かれる生と死、夢、禁忌や俗信などについても考察し、作品の中で背負う機能から、当時の人々の言葉や概念に対する意識の問題に迫る。 万葉集、古今集、後撰集、拾遺集を対象にした「序詞一覧」を収載。

発売済み

9,000円(税込・書誌情報提供:openBD)

音の風景

◆第一句集 休符なき雪解雫のワルツかな 音のあるもの、音なき音も心の耳が聴き留めて、詩に転化させる術を持っている。 序より・上田日差子 ◆自選十二句 チェロの音は胎内鼓動夜半の冬 青梅や水琴窟の水こだま 音あらば月の光は笙の笛 願はくは牡丹の如く崩れたし 薪能満月残しシテ去りぬ 絵本読む余白の静寂霜のこゑ 小鳥来る開けつ放しの駐在所 手秤に量る三寒四温かな 福音は分かち合ふもの花ミモザ 春ショールけふは銀座の風はらむ 人情も盛る深川の浅蜊めし 連弾の指の漣春動く

発売済み

2,800円(税込・書誌情報提供:openBD)

健康の神秘〈新装版〉

健康を数値化しようとする現代医学を批判し、解釈学的存在論の立場から近代科学主義と西洋思想がはらむ危険性に警鐘を鳴らす。

発売済み

3,000円(税込・書誌情報提供:openBD)

航海記 Notes from a Voyage

どこかの海で、ひとりの人が書き残した、ある航海の記録。人生における出会いや別れ、哀しみや希望を、短くも鮮烈な文章で描き出す。海の色のように、読むたびに景色を変える——果てない魅力を持つ物語。英語訳付き。

発売済み

2,200円(税込・書誌情報提供:openBD)

ポケットの底

◆第七句集 もしかしたら、僕は自分自身の心を癒すために、俳句を詠み続けているのかもしれない。俳句には、「心を癒す」という大きなパワーがあるような気がするのだ。 (あとがきより) ◆収録作品 春浅し水栽培の根の真白 啓蟄や筆立てに筆ひしめいて ポタージュのひと匙重き春の風邪 絵馬すべて家のかたちや花明り 流星はしろがねいろの栞紐 着膨れてポケットの底遠くなる 鯛焼の香の流れ来る雨宿り 丸ふたつ描けばドーナツ桃の花 種蒔いて父の口数多くなる 藁屋根に少しめりこむ春満月

発売済み

2,200円(税込・書誌情報提供:openBD)

スピノザ

スピノザ固有の「精神の運動」を読み解き、倫理学と政治学、聖書批判の相関関係からその思想世界をひとつの統一体として描き出す。

発売済み

1,900円(税込・書誌情報提供:openBD)

メフメト二世〈新装版〉

コンスタンティノープルの征服によりローマ帝国に永遠の終焉をもたらし,オスマン帝国の基礎を築いた征服王メフメト二世の生涯,政治的理念と強烈な個性を描く。

発売済み

4,200円(税込・書誌情報提供:openBD)

美学講義

美学とは何か? 「美学」という言葉の始源と展開から二十世紀アメリカにおける現代美術への実践的批評と美学的思考の関係まで。

発売済み

1,900円(税込・書誌情報提供:openBD)

働くあなたのためのはじめてのマインドフルネス

仕事の締め切り,人間関係の悩み,キャリアへの不安……。このような仕事のストレスで心が疲れていませんか? この本は,現代で忙しく働いているひとのためのマインドフルネスとセルフコンパッションの入門書です。 15年以上企業に勤務したのち,現在は大学で職場や組織でのメンタルヘルス研究と実践を続けている著者が,「今,ここ」に意識を向け,心の安定を取り戻すための方法を,マインドフルネス初心者にもわかりやすく解説します。 本書では,食事や呼吸法,瞑想,感情のコントロールなど,日常生活に取り入れやすいマインドフルネスのワークを紹介。心の力を高め,仕事もプライベートも充実させるために,働く人々や,マインドフルネス,そしてセルフコンパッションに関心がある方にぜひ携えていただきたい一冊です。

発売済み

1,900円(税込・書誌情報提供:openBD)

旅のリズムと、うたう手紙と、

――About this story 初出は詩人・そらしといろと歌人・松野志保によるふらんす堂ホームページの詩連載。 ふたりの作り出すキャラクターが架空の世界を旅します。  SNSで知り合った、お互い顔を知らないふたり“ J ” と“R” が、 ひとりは最北から、ひとりは最南端から出発。 果たしてふたりは世界の真ん中で出会うことができるのか。 旅を続けながら、ふたりは一歩ずつ近づいていきます。 装幀:三橋光太郎 観音開き蛇腹製本

発売済み

1,800円(税込・書誌情報提供:openBD)

長居

◆第二句集 行きずりの焚火にあれど長居せし 大槻さんの句は〈花鳥風詠〉というより人事の中に入り込んで来る自然、森羅万象の中に身を置いた生活詠が多い。 人間関係のそれもちょっとした思惑、遣り取りの齟齬などに触れ敏感に反応する。言葉の〈綾〉を上手く掬い取る名手である。 ◆中原道夫抄出 春泥の足跡われを尾行する 我が不覚もみ消すやうに陽炎へる 夏萩やすずしき貌で嘘をつく 歪みこそ普遍の世界くわりんの実 夜景みな箱庭と化す稲光 毛糸編む縒の戻らぬこと承知 言ひ訳のやうに出てきし余蘖かな 紙風船つけば親子でちがふ音 身中の虫目覚めさす夜長かな 人なべて不開の扉もち端居 舌を出す蛤のオオミステーク 唐黍は若さで齧るものらしく

発売済み

2,800円(税込・書誌情報提供:openBD)

問答無用

◆第一句集 禿頭を西瓜のごとく冷やしけり 私が最初に推薦句に採った作品だが、坐髙さんの鷹衆に対する茶目っ気に満ちた挨拶だったのだろう。栄一邸でのガイドも、訪れる人をさぞかし楽しませているに違いない。 序より・小川軽舟 ◆自選十句 朧夜や妻の出かける悋気講 禿頭を西瓜のごとく冷やしけり 赤土を喰らひて伸びる竹煮草 故郷の山が四股名の浴衣かな 兵たりし父のまぼろし馬洗ふ 葈耳を胸に飾りて甲子雄恋ふ 一位の実含み男と女かな 灯を寄せて羽子板市は雨のなか 誉めるほかなき大寒の寒さかな 霾るや問答無用の死が迫る

発売済み

2,800円(税込・書誌情報提供:openBD)

或

◆第一句集 大塚凱という価値観。 大塚凱という読み。 摩耗する俳句、いましか読む意味がない俳句集。 ◆収録作品 白息やよく燃えさうな小屋の中 冬蜂めりこむ泥のみるみる乾く 火事が遠くてなけなしの葉を降らす 鯛焼や晴れただけでは見えない島 枯蟷螂日のかたむくと水に塵 水を轢くまぶしい車輪だが寒い 橋に鳩マフラー貸してそれつきり しりとりは冬ざれいつのまにか壁 (「或る」より)

発売済み

2,700円(税込・書誌情報提供:openBD)