2026年10月24日発売の新刊一覧

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該当件数: 8件

2026年10月24日

アルジェー東京

世界的な反植民地闘争の時代、<日本>では何が起きていたのか? 独立をもとめて反植民地運動に身を投じたアルジェリアの若者たち、 その闘いに若き日の仏文学者、鈴木道彦が極東日本から呼応した。 日本の植民地主義克服の模索と第三世界解放運動との連帯。 1950年代のアジア・アフリカ諸民族の溌剌とした活動をさまざまな時代資料から照らし返すドキュメントの哲学。 「本書ではセルアさんは、解放闘争の主要な現場だったアルジェリアとフランスを離れ、独立戦争中の民族解放戦線の外交活動という分野に眼を転じる。一九五〇年代の若者たちが、脱植民地化という世界史の決定的な転回点に、どのような思想、言葉、姿勢によって関与していったのか、視野を大きくアジアに転じながら、各人の固有の足跡を追う作業が本書の軸となった。そしてこの作業の過程で決定的に重要だったのが、同時代のパリで学び、同世代のアルジェリア人の闘いに共鳴した、日本人留学生〈鈴木道彦〉の発見だった。」(解説より)  ★日本語版オリジナル編集。鈴木道彦による単行本未収録テクストと鵜飼哲の解説を付す。 フランス系アルジェリア人の著者は、本書においてアルジェリア独立運動の闘士たちがアジアと築いた関係を、歴史、政治、政治哲学を融合させた横断的な視点から提示する。テクスト的要素と、報道・視覚的要素を多層的に組み合わせた本書は、反植民地運動の詩的な記録ともなっている。アルジェリアの外交戦略は成功を収め、非同盟運動の勃興によって世界秩序を揺るがす、アフリカ・アジア枢軸の形成に貢献した。 特に本書ではフレーヌ刑務所に収監されていたアルジェリア人と、日本でフランツ・ファノンの翻訳者であった鈴木道彦との書簡からの抜粋など、複数の時代資料に深く触れることが出来る。

発売まであと8日

5,400円(税込・書誌情報提供:openBD)

ヴァンゼー会議

出席者15名、会議時間90分。その後軽食付き――それは、1100万人の虐殺ジェノサイドを効率化するための「会議」だった。 美しい湖畔の邸宅で、官僚たちが淡々と議論した近代の狂気の全貌。ホロコーストの転換点となった『議事録』を徹底検証する決定版。 犠牲者たち――ヨーロッパのユダヤ人─は,ヴァンゼーでは主に制服を着た男たちの集団によって,もっぱら抽象的な数字やカテゴリーのなかで「処理」された。こうしたことがブルジョワ風邸宅の落ち着いた雰囲気のなかで,かつ高官たちの職務会議として行われたのである。〔……〕人間性を踏みにじるナチ・イデオロギーの名のもとに,敵対集団と見なされた人々や,「人種的に」あるいは優生学的に劣等とされた人々に対して,その運命が決定されていたのである。 (「序文」より)

発売まであと8日

2,800円(税込・書誌情報提供:openBD)

社会を変える柔らかなシスターフッド〜アイスランドの「女性の休日」

やるの? できるの? 必ずやる! 1975年10月24日、アイスランド全女性の90%が仕事も家事も一斉に「休んだ」前代未聞のムーブメント「女性の休日」。 国は機能不全となり、女性がいないと社会がまわらないことを証明した。インターネットもスマホもない時代に、女性たちがどのように連帯し、社会を変えるムーブメントを成功させたのか。 当事者たちによる愉しげな証言と貴重なアーカイブ映像、絶妙に差し込まれるカラフルなアニメーションで、ポップに、エモーショナルに語られる運命の1日を振り返るドキュメンタリー映画『女性の休日』。 50周年を記念した2025年10月からの劇場上映は全国のミニシアターにてロングラン大ヒット! 本書は映画のサブテキストであり、アイスランドがジェンダー平等先進国となるきっかけとなった「女性の休日」の解説本でもある。 ブレイディみかこ・山内マリコ・浜田敬子ら豪華執筆陣による寄稿掲載、オールカラー120P ※上映劇場にてパンフレットとして販売したものに、オリジナルカバーと本編配信視聴特典つき(初版限定)で発売いたします。

発売まであと8日

1,800円(税込・書誌情報提供:openBD)

マーティン・スコセッシ

『タクシードライバー』を撮り終えたとき、 わたしは撮り始めたときよりも正気を失っていた。 ──マーティン・スコセッシ ハリウッドの成功と栄光を讃えながら、その伝統と作法を破壊し続け、それでもなお生き残った男。夢と現実、成功と挫折、愛と憎悪──人の運命のあらゆる局面を描き続けた〈映画の守護者〉の足跡を辿る。 ニューヨークのリトル・イタリーで育ち、幼い頃から映画と信仰のあいだで成長した少年は、いかにして世界を代表するアメリカの映画監督になったのか。 新しい時代の「映画作家」となるべく過ごした映画学科の時代、ロジャー・コーマンのもとでの映画制作の時代を経て、『ミーン・ストリート』『タクシー・ドライバー』というニューヨークを舞台とした2本の犯罪映画の傑作が、スコセッシを時代の寵児へと押し上げた。『レイジング・ブル』、『グッドフェローズ』、『カジノ』等の傑作における背景、『ニューヨーク・ニューヨーク』、『救命士』等の「失敗作」とも受け取られた作品における意思、あるいは『最後の誘惑』、『クンドゥン』、『沈黙 -サイレンス』等の信仰をめぐる作品に込められた信念とは、いかなるものだったか。 アメリカとイタリアを2つの極とする映画史への深い造詣のもと、俳優のロバート・デ・ニーロ、ジョー・ペシ、レオナルド・ディカプリオ、撮影監督のラズロ・コヴァックス、マイケル・チャップマン、あるいは編集技師のセルマ・スクーンメイカーら新しい世代の映画人たちとともに、半世紀以上にわたりマーティン・スコセッシは、あたかも映画の〈守護者〉として、自らの仕事を推し進めてきた。暴力あるいは祈りに満ちた世界へとキャメラを向け続けた世界的巨匠、そのキャリアの核心に迫る。

発売まであと8日

3,400円(税込・書誌情報提供:openBD)

三位一体「トランペット」相談室

3人のプロオーケストラの首席奏者たちが、トランペットに関連するさまざまな悩みについて、同時にアドバイスをするところが他社の本にはない、この本ならではの特長である。相談内容によって、3人が異なった見解を示すことがあったり、同じようなアドバイスになったりもするが、読者は三者三様のバラエティに富んだ回答のなかから自分に最も合う答え、つまり自分にとっての正解を見つけることができる。 また、悩みを解決するためのさまざまなアプローチを知ることで、近視眼的になりがちなアマチュア奏者たちの視野を広げるきっかけになる内容となっている。

発売まであと8日

2,000円(税込・書誌情報提供:openBD)

ゲンロン19

東浩紀が編集長を務める雑誌『ゲンロン』、第19号です。 デザインもリニューアルしてお送りする今号の特集は「あらためて、日本」。東浩紀による巻頭論文に加え、座談会も注目。安藤礼二さんを招いて開催し、配信でも大きな話題を集めた「日本とはなにか──空海・篤胤・折口」、隈研吾さん・吉見俊哉さん・藤村龍至さんによる原広司をテーマにした「博徒と批評性」を掲載します。さらにブルボン小林さんによる藤子・F・不二雄論ほか、思想・建築・マンガ・芸術など、さまざまな角度から「日本」を捉え直します。 さらに小泉悠さん、福尾匠さんらによるエッセイや、好評連載も掲載。400ページを超えるボリュームでお届けします。

発売まであと8日

2,800円(税込・書誌情報提供:openBD)

愛の単離

話題の文芸新シリーズ[First Archives]第3回配本。 人間の脳のどこかに、愛そのものは存在するのか? その愛だけを取り出すことはできるのか? 大学院生の「わたし」がラットの実験と恋人との関係を重ねながら、愛の実証にのめり込んでいく表題作「愛の単離」。 体外受精の技師として働く「カナ」は、顕微鏡の下の受精卵に向き合いながら喪失のあとの長い時間を生きていく。生命の始まりを預かる暗い培養室で、死んだ子の記憶と独りきりの歳月が静かに交錯する、すばる文学賞デビュー作「地に満ちる」。 彼女たちは、愛と生命の何を見つめているのか。実験し、測定し、操作しようとするその手つきは何を捉えるのか。冷静な観察と奇妙なユーモアから、生命の不可解さと愛の不確かさを描いた二篇を収録。 解説・角田光代 なんとうつくしい解放だろうかと、ラストシーンで私は思う。私まで解放されたような気分になる。 ──角田光代(作家/本書解説) 「愛情」から「愛」だけを取り出したなら、残った「情」は何になるのか。こんな小説になるのである。 ──滝口悠生(作家) ※収録作 「地に満ちる」『すばる』(集英社)2015年11月号 「愛の単離」『すばる』(集英社)2016年12月号 ◆シリーズ[First Archives] 倉本さおり・滝口悠生・町屋良平の3名が選者となり、文芸誌に発表された小説や入手が困難になっている書籍のなかから、あらためて読み直されるべき作品を刊行していくシリーズです。 文学には、発表時に大きな反響を呼びながらも単行本として読まれる機会を持たないまま時間が過ぎていってしまうことが少なくありません。 First Archives は、そうした作品をはじめて書物として残し、文学の記録として手渡していくための試みです。 発表から時を経て、こうして刊行される作品が、新たな読者との出会いを生むことを願っています。

発売まであと8日

2,000円(税込・書誌情報提供:openBD)