雨蛙

◆第三句集 あけぼのや声を揃へて雨蛙 仲間と何度も吟行の旅をし、有馬朗人・深見けん二師の許で俳句を続けられたことは、二人の師を失った今はなお更、この上のない幸せな時期であったと思える。 (あとがき) ◆自選十句 入口に風の集まる風鈴屋 眼裏の痛くなるほど曼珠沙華 胸元の光をたぐり鴨泳ぐ 垂れこめる雲押し上げて雨蛙 影引いて山茶花のよく散る日かな 隠しやうなき風邪声を労はらる たましひの動きはじめし蝌蚪の紐 みちのくの落ちて来さうな星月夜 雲白し空が青しとラムネ呑む 麻酔薬おぼろへ沈む手術台

著者
鈴木すぐる
出版社
ふらんす堂
発売日
2024-02-26
価格
2,600円(税込・書誌情報提供:openBD)
ISBN
9784781416298

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