気息

◆第二句集 打ち合へる気息の合うて羽子日和 句集名『気息』は、句友との交感に謝意を表して名付けられたとある。能う限り季語の現場に立ち、感傷や嗟嘆に流されることなく、真摯に励んで来られた自身の気息でもあろう。柔軟性と勁さの融合した作品群はまさに、粋美純熟に至れりというべきか。 (帯より・谷口智行) ◆自選一二句より 豆回し来鳴ける日差し若菜摘む 霞む日の京のはづれを舟下る 谷の名に佳き字をあてて山桜 蜂飼の渡り来てゐる橡の花 基地の町鮎解禁のビラを貼る 庭詰の額づく先の蟻地獄 草市のとぎるる橋のたもとかな 窓あけて松籟を聞く後の雛 芋虫の下品下生の太りやう すみのえの沖に十尋の寄り鯨 分校の生徒に出会ふ探梅行

著者
山内節子
出版社
ふらんす堂
発売日
2024-10-16
価格
2,800円(税込・書誌情報提供:openBD)
ISBN
9784781416847
ページ数
204ページ

発売済み

    Xでシェア

    シリーズの既刊・続刊

    関連書籍

    広告