一般書の新刊一覧

該当件数: 272

2026年9月18日

ラフカディオ・ハーンのKWAIDAN/『怪談』を読む

一冊の著作として読み直すことで見えてくる、「世界文学」としての『怪談』。テキストに密着した作品分析と比較文学的考察によって、非合理的な超自然の世界と近代合理主義の世界との間に立ち現れる、ハーン文学の越境性を明らかにする。

2026年9月18日単行本

4,000円(税込・書誌情報提供:openBD)

デューン 砂の惑星 グラフィックノベル3

40以上の言語で出版され、 世界累計で2000万部が売れた、 SF小説の金字塔『デューン 砂の惑星』を、 原作に忠実にビジュアル化。 “原作そのままの世界”を視覚で味わえる、 唯一無二の公式グラフィックノベル、最終巻。 『デューン 砂の惑星』の作者フランク・ハーバート(1920~1986年)の息子で、作家としてデューン・シリーズを書き継いでいるブライアン・ハーバートが総監修。 父フランク・ハーバートが遺した資料も参照しながら、“原作そのままの世界”を再現。 第1巻の「序」より: 「わたしたちは…フランク・ハーバートの初版本に…純粋に忠実な『デューン 砂の惑星』にしたかった。 このグラフィックノベルは…資料の核心に踏み入り、フランク・ハーバートの小説にまさに彼が思い描いたとおりの生命を吹き込むという特別な、すばらしい機会なのだ」 ◎原作者フランク・ハーバートが考えていた『デューン 砂の惑星』は、どのようなものだったのか? その世界を視覚で味わえる唯一の公式グラフィックノベル。 ◎衣装・建造物等の造形も、できる限り原作小説と原作者が遺した資料に忠実に再現。 ◎あの名場面はどうビジュアル化された? 映画版とどう違う? 色々な楽しみ方ができる。 ◎原作未読の方には、デューンの世界への「公式の入口」としておすすめ。  小説はちょっとハードルが高い、と感じている方でも、グラフィックノベルだから入りやすい。 ◎『風の谷のナウシカ』『スター・ウォーズ』等に多大な影響を与えたとされる傑作を、公式グラフィックノベルで。 大森 望氏、推薦!! 「息を呑むアートワーク、ツボを押さえたストーリーテリング。  原作ガチ勢にも未読勢にも推薦できる、理想的なグラフィックノベルだ」 ── ■原作小説『デューン 砂の惑星』とデューン・シリーズへの、各氏からの賛辞: 「1965年の段階でこの作品が書かれたなんて、驚くべきことだ!」 ──イーロン・マスク 「私はデューンが大好きなんだ。この作品はノンフィクションじゃないけど、もしそうだったら最高だね!(笑)」 ──ジェフ・ベゾス 「(AIの悪用や暴走を防ぐために)よく語られるアプローチが3つあると思います。1つめは…「すべてのGPUを溶かしてしまう」。そうすれば誰も二度とテクノロジーを手にできない、という発想です。…たとえば、デューンにはそのような発想が出てきます」 ──サム・アルトマン 「『指輪物語』を除いて、この作品に匹敵するものはない」 ──アーサー・C・クラーク 「緊張感のある構成で、馴染みのない社会の細部が豊かに描かれており、(非現実的だと)批判する前に、私をストーリーに引きずり込んでしまう」 ──カール・セーガン ■ストーリー: はるか未来……過剰に進化した機械知性(AI)が社会を支配し、人類を従属させていた。 人類は反乱を起こして勝利。その後、人間の精神に似せた機械を作ることを禁止し、代わりに、特殊能力を習得するよう育成された人間が、機械の代替をもする社会を築いてゆく。 機械知性との戦争から1万年以上が経過。人類は様々な惑星に移住し宇宙帝国を築いている。各惑星は領家(りょうけ)と呼ばれる貴族によって統治されており、本書で描かれる時代には、領家の頂点には皇帝シャッダム4世が君臨している……。

2026年9月18日単行本

2,982円(税込・書誌情報提供:openBD)

自分と社会をいい感じにする 仕事技芸論

「労働」から「技芸=技術と芸術のあいだ」へ。 システム業界のトップランナーが実践する、 「規模より熟達を追う」最先端の働き方&組織運営術。 AI時代に「楽しく働きたい」「がんばりたい」が肯定される、待望の書 ――プログラマも書店員も。共感の声が続々! ・私はこの本から今の自分に足りてない視点と勇気をもらった。読み終えた今強く思うのは「明日からの仕事が今日よりも楽しみ」ということだ。(大垣書店 烏丸三条店 三木健太郎) ・著者の経験値を「これでもか」と詰め込んだ濃い内容なので、ぜひ多くの「仕事に邁進する」方々の指針にしてほしい一冊です。(ブックスルーエ 富田浩司) ・仕事の意味を見失っていた過去の自分に読ませてあげたい。(出版社に転職してきた元プログラマ)

2026年9月18日単行本

2,200円(税込・書誌情報提供:openBD)

2026年9月21日

◆第二句集 『鏡』は、『頬』以降十年の作品を収めた第二句集です。 石田郷子先生のお住居である山雀亭の豊かな四季や、縁のできた古都奈良の時の深さ、孫たちの誕生と成長、この夏九十七歳になる母の暮し、そして夫とのこの家での何気ない日常などから句の種を拾えたことをありがたく嬉しく感じています。 (あとがきより) ◆作品紹介 ひと揺すりして朝涼の笊のもの 一艇を仕上げたる手や夏燕 運転手嚏してバス弾みけり 冬の鳥よく啼く朝の歯を磨く 一滴の墨たちまちの大夕立 眼科医に春待つ眼覗かるる 春光は瓶の触れあふ音かとも 善女われら酒饅頭をひとつづつ 春色のスカーフどうぞみんなより よく晴れてよく枯れてよき鳥の声

2026年9月21日単行本

2,700円(税込・書誌情報提供:openBD)

2026年9月22日

四国八十八山

四国の山を八十八にまとめた、写真と文章の山行記録。四国の自然の魅力を再発見できる一冊

2026年9月22日単行本

1,500円(税込・書誌情報提供:openBD)

懐紙

◆第一句集 灯芯をはさむ懐紙や西鶴忌 懐紙は茶事のさまざまな用途に欠かせないもの。 着物の胸元に挟んだ懐紙をさっと引き抜く。 じゆんさんは誰より懐紙の似合う人だ。 序より・小川軽舟 ◆自選十二句 蛇出でて近江の雨に濡れにけり 空梅雨や竹輪より抜く竹の棒 呉服屋の自惚鏡春を待つ 能面の裏の膩や冷まじき 老いぬ間に逢ひたき人や春の雪 灯芯をはさむ懐紙や西鶴忌 あかがねの鐘ぞ聞こゆる春野かな 虹消えて物干竿の雀かな 炭火爆ぜたり愚図の身の底力 かんにんと小声で言へり花の雨 火加減はにこにこにまり稚鮎煮る 天に順ふ桜の咲くも我が散るも

2026年9月22日単行本

2,800円(税込・書誌情報提供:openBD)

舘野豊句集

◆現代俳句文庫II はるかまで白き雨脚卒業す ●収録作品  句集『夏の岸』抄 『風の本』抄 『時の影』抄 『時の影』以後 ●エッセイ  定住の詩情  その沈黙  春風馬堤曲 ●解説  廣瀬直人  井上康明 ●季語別索引付

2026年9月22日単行本

2,000円(税込・書誌情報提供:openBD)

2026年9月23日

Happy Mountain, Wonderful Sea

『だが日常は終わらない。世界は死なない。 木々は茂り葉は青々と輝く。空では鳥が、水には魚が泳ぐ。夜になれば星々が瞬き、朝になれば太陽が大地に光を注ぐ。漂う雲を眺めて出る涙。その涙に僕は慰めを求めたい。 友達を作りその生命の幸せを願うことが、このどうしようもない世界でも、なお生きるに値する理由そのものなのだと教えられる。 世は最初から変わらず美しい。僕はそれを眺めるためだけに生きていてもよいのだと思いたい。』 ― 富澤大輔 写真家・富澤大輔による作品集。 わたしたちの“時間”の中に、既にある“見る喜び”を、探すのではなく気付けばいい──そんなことを思い出させてくれる全143枚の写真群。 かわいらしい文庫サイズで、独特な質感のカバーには金の箔押しでタイトルが光る。 “ただ写真が重ねられただけのような形”を目指して作られたという本書は、写真が常に左ページにだけ掲載されています。 その構成は、1枚1枚ゆっくりと捲ることが促され、次第に、遠くを歩く人の小さな顔、建物の壁面や窓、その装飾、遠い山並み、写真の隅に写る物干し竿や、机の上の食器などの「小さく写り込んだ物たち」へと視線が回遊し、そのとき、はじめて富澤大輔の“写真”と出会うことができる気がします。 まるで、暗い物置のなかで見つけた小さな箱の中で眠っていた写真の束を見つけたときのような、“時間”に思いを馳せる体験をぜひ味わってみてください。

2026年9月23日単行本

3,100円(税込・書誌情報提供:openBD)

文学研究者は翻訳をどう読んでいるのか

【文学にとって、翻訳とは何か──。】 文学において翻訳はいかに営まれてきたのか。翻訳者はいかなる存在として描かれ、翻訳そのものは文学のなかでどのように表象されてきたのか。冷戦をはじめとする、文学を取り巻く社会状況は、そのときいかなる影響を及ぼすのか。 本書は以下のような多彩な事例を通して自明視されている「翻訳」をめぐる読者の思考を揺さぶる。 ・樋口一葉の『たけくらべ』とその2つの英訳 ・多和田葉子『地球にちりばめられて』で描かれる母語や複数言語 ・太宰治『人間失格』のマンガアダプテーションを例とする〈記号への翻訳〉 ・冷戦期に英訳された日本近代文学作品の選定と受容過程 ・小説作品における、翻訳者自身の表象 本書は、翻訳について思考するための、もっとも豊かな実験場である文学に注目し、その豊かな関係性を探究する。訳の巧拙といった議論にとどまらない、翻訳と文学をめぐる見方を大きく更新する一冊である。 【本書を読むことで読者が、「原文」「訳文」「翻訳」「文学」「日本語」「英語」「母語」「外国語」「越境」といった、翻訳を考えるときに当たり前のようについてくる言葉を問い直すことになればよいと考えている。そして、そうした問い直しが最終的には「主体」「多様性」「共同体」といった概念の思考へと接続される可能性を示したい】 ……「序章 翻訳から文学を、文学から翻訳を考える」より。 ■本書のポイント (1)翻訳がとりわけ日本の近代文学においていかに機能するのかを徹底的に探究。 (2)翻訳をめぐる思考を通じて、「主体」「多様性」「共同体」といった概念の再考を迫る。 (3)アメリカの大学院に進学し、海外で日本文学を学んだ筆者自身の経験、さらには日本文学を英語で教えることなど、教育的な内容のコラムを配置。 ■本書で取り上げられる作品・人物 樋口一葉『たけくらべ』、多和田葉子『地球にちりばめられて』、太宰治『人間失格』と『まんがで読破『人間失格』』、谷崎潤一郎『陰翳礼讃』、大佛次郎『帰郷』、堀田善衛『広場の孤独』、武田泰淳『蝮のすえ』、エドワード・E・サイデンステッカー、ドナルド・キーン、ロバート・ライオンズ・ダンリー、ロマン・ヤコブソン、ロラン・バルト、夏目漱石『倫敦塔』、温又柔、川端康成、水村美苗など。

2026年9月23日単行本

3,800円(税込・書誌情報提供:openBD)

マタギドライヴ

落合陽一、八年ぶりの主著。デジタルネイチャー化した世界における人間の実存という難題に挑んだ、渾身の最新作。

2026年9月23日単行本

3,800円(税込・書誌情報提供:openBD)

2026年9月24日

怖い雑学

「世の中には知らないほうが良いこともある」 そんな忠告で何か恐ろしい事実を隠そうとすればするほど、かえって知りたくなってしまうものだ。 見るなと言われたら見たくなる。読むなと言われたら読みたくなる。こうした心理的現象は俗に「カリギュラ効果」といわれる。名前の由来は『カリギュラ』という1979年の映画で、あまりに過激なハードコアポルノであったためアメリカでは公開が制限されたのだが、それで逆に人々の注目を集めたのだ。 しかし、時にポルノよりも強く人を惹き付けるのが「怖いもの」だ。痛ましい事件のニュースから目が離せない。怪談を聞くのは怖いけれど続きを知りたい。スプラッター映画や医療ドラマなどの血生臭い描写を求めてしまう。 ある研究によれば、こうした「怖いもの見たさ」を持ってしまう心理は、危険や脅威に関する情報を集めようとする人間の生物的な本能なのだという。また、ホラー映画の愛好者は、新型コロナウイルスに対する不安やストレスが少なかったという研究もある。恐ろしい情報を知ることが、実際の危機に対する予行演習になったのかもしれない。 つまり、恐怖を知ることは、自分の身を守ることでもある。 本書では、現実に起きた事件・事故・災害をはじめ、病気、風習、さらにはオカルトや都市伝説まで、世界に存在する恐ろしい出来事をたっぷり紹介する。読み終えたとき、あなたは少しだけ世界の恐ろしさに詳しくなっているはずだ。いつか自分に襲い掛かるかもしれない脅威にも身構えることができるだろう。

2026年9月24日文庫

818円(税込・書誌情報提供:openBD)

文豪たちが書いた鉄道の名作短編集

本作は、「鉄道」をテーマにした多様な作品で構成されるアンソロジーです。 日本で鉄道が開業したのは明治5年のこと。文明開化を象徴する存在でしたが、鉄道は次第に人々の日常へ溶け込んでいきます。 文豪たちも同様に鉄道に親しみ、詩や小説、紀行文などさまざまな文学作品が生み出されました。 横須賀駅から汽車に乗った「私」と同駅で慌ただしく乗り込んできた田舎娘のひと時を描いた芥川龍之介「蜜柑」、女学校を卒業し洋裁の勉強のために上京する娘の心情をつづる小川未明「汽車は走る」、同じ貨物機関車が轢殺事件を起こし続けるミステリー大阪圭吉「とむらい機関車」、鉄道に揺られ渓谷の絶景を活写する田山花袋「耶馬渓の一夜」……。 思わず旅に出たくなる、文豪たちが書いた13編を心ゆくまでお楽しみください。

2026年9月24日文庫

818円(税込・書誌情報提供:openBD)

鶯餅

◆星野立子新人賞・角川俳句賞の受賞者の待望の第一句集 桐一葉暢気に落ちてゆきにけり 陰を陽に転換していく明るさに、千野千佳のこれからの可能性を感じるのである。 日常生活の物事を新鮮な視点を以て開拓しながら、決して固定観念に縛られようとしない彼女の志と、清澄なる眼差しに貫かれた第一句集―― (序より・堀本裕樹) ◆作品紹介 門松やうどんにつける小ビール 真上にも向くあたらしき扇風機 アイロンをンと押しつける年の暮 生身魂何度撮つてもおなじ顔 ゆづりはや胎動に手のあつまり来 水泳帽かぶりますます吾に似る 捌かるる河豚の唇ポとひらく 蜜かけて葛切の線あらはるる セーターの上を涙はしばらく玉 残る鴨だけで楽しくやつてをり

2026年9月24日単行本

2,700円(税込・書誌情報提供:openBD)

2026年9月25日